遠山あき

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遠山 あき(とおやま あき、1917年10月24日[1] - 2015年10月28日[2][3])は、日本作家

千葉県大多喜町生まれ[2]千葉県女子師範学校千葉大学の前身のひとつ)卒[2]。小学校教員を務めるが、戦後は農業に専念した[2]。1967年に農民文学会入会、1975年に『槇の会』を立ち上げて同人誌『槇』を発行[2]。1978年「雪あかり」で千葉文学賞[2]、1980年『鷺谷』で農民文学賞を受賞[2]。1994年藍綬褒章受勲[2]

2015年10月28日、肺炎のため死去[2]。2016年市原市特別市民栄誉賞を受賞[4]

著書[編集]

  • 『乳房よ土に哭け』山手書房 1982
  • 『鷺谷』元就出版社 1986
  • 『風のうた 房総の野に生きて』崙書房 ふるさと文庫 1989
  • 『流紋』千葉日報社 1989
  • 養老川雑記 風のうた・Ⅱ』崙書房出版 ふるさと文庫 1992
  • 『小湊鐵道の今昔 レールは人生を乗せて』崙書房出版 2004
  • 『平太郎のシベリア抑留ものがたり』たけしま出版 2004
  • 『紫陽花寺遺聞』崙書房出版 2011
  • 小湊鉄道のあけぼの (流紋) 改訂版』千葉日報社 2013

脚注[編集]

  1. ^ 『文藝年鑑』2015
  2. ^ a b c d e f g h i 市原の誇る作家 遠山あきさん 死去|シティライフ市原版”. シティライフ株式会社 (2015年11月13日). 2022年12月12日閲覧。
  3. ^ 『文藝家協会ニュース』2015年11月
  4. ^ 市原市特別市民栄誉賞受賞記念「遠山あき展」を開催”. www.library.ichihara.chiba.jp. 市原市立図書館. 2022年12月12日閲覧。