通潤山荘

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通潤山荘
ホテル概要
正式名称 通潤山荘
運営 エネルギープロダクト株式会社
所有者 エネルギープロダクト株式会社 https://enepro.jp/
レストラン数 1軒
部屋数 23室+12室+1室
スイート数 1室
駐車場 150台
開業 2024年4月29日(リニューアル)
最寄駅 JR九州鹿児島本線川尻駅:車60分、または阿蘇の高森駅:車60分
最寄IC

九州中央自動車道山都通潤橋IC:車5分

九州自動車道御船IC松橋IC:車45分
所在地 〒861-3611
熊本県上益城郡山都町長原192-1
位置 北緯34度17分2.88秒 東経134度15分32.83秒 / 北緯34.2841333度 東経134.2591194度 / 34.2841333; 134.2591194座標: 北緯34度17分2.88秒 東経134度15分32.83秒 / 北緯34.2841333度 東経134.2591194度 / 34.2841333; 134.2591194
公式サイト [通潤山荘 https://tsujun.jp/ 公式サイト]
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通潤山荘(つうじゅんさんそう)は、熊本県上益城郡山都町にあった国民宿舎

2023年(令和5年)3月に営業を停止し、同年10月23日の山都町議会で土地と建物をエネルギープロダクト(東京)に売却することが決まった[1]

概要[編集]

1972年(昭和47年)に通潤荘として開業した[1]

2002年(平成14年)に「通潤山荘」としてリニューアルオープンし、客室数36室、宿泊定員133人の温泉宿泊施設となった[1][2]。リニューアル後は山都町などが出資する第三セクター「虹の通潤館」が運営し、2006年(平成18年)からは同社が指定管理者となった[2]。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大などで経営状況が厳しくなり、2023年3月に営業を停止した[1][2]

2023年10月、土地と建物がエネルギープロダクト(東京)に売却されることが決まった[1]。売却条件には10年間は宿泊・温泉施設を運営することなどが含まれている[1]

横領事件[編集]

2014年(平成26年)5月から2018年(平成30年)8月にかけて、当時56歳の元男性管理者が、国内外に出張した際の架空の宿泊費、規定の3倍を上回る日当などの旅費を計上。また、山都町に無断で設けた「特別勤務手当」(残業手当)を請求するなど、合わせて988万円あまりを不正に受け取っていた。町の調べに対して、この元男性管理職は「遊行費に使った」と供述。2018年(平成30年)8月31日付で懲戒免職となった。

他にも、元男性管理者の指示で、当時63歳の元男性幹部が320万円あまりの旅費と手当を受け取り、当時51歳の他の元男性幹部が28万円あまりの手当を不正に受け取ったとし、町は減給3ヶ月(10分の1)とした。

また、当時40歳の女性社員も、規定額を超えた通勤手当22万円を不正に受け取っていた。

山都町によると、2018年(平成30年)5月にあった前年度決算監査で指摘を受け、その後の調査で不正が発覚した。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 熊本・山都町、旧国民宿舎「通潤山荘」をエネルギープロダクト社に売却へ”. 熊本日日新聞. 2023年10月23日閲覧。
  2. ^ a b c 公募型プロポーザル方式による町有財産売却募集要項”. 山都町. 2023年10月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]