貧民の食卓

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貧民の食卓』(ひんみんのしょくたく)は、おおつぼマキによる日本漫画作品。『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて2001年創刊号から2003年4・5号合併号まで連載された。単行本は全5巻。

一話ごとに料理とそのレシピを一品ずつ紹介していくという『クッキングパパ』タイプの料理漫画である。本作の特徴は、市販の漬物の汁など、普通は捨ててしまうものを活用し、一人分あたり200円以下という「安さ」を追求していることにある。

登場人物[編集]

赤柿家[編集]

赤柿留吉
赤柿家の主。ろくに仕事もせずすっかり3食昼寝付きが板についたダメ親父。年は40歳近くの模様。しかしアイデア料理の才能があり、安い材料費で美味しいご飯を作る。自分が働かないのは、子供達と一緒に過ごすためだと主張しているが、真偽は不明。生活費はほぼ麻雀パチンコで稼いでいるようである。鳴くときは下の口を使う。井山先生曰く「嫌みがわかる程度の知能」は持っているとのこと。料理を作る前に必ず読者に向かってポーズを取る。ハジメと一緒に銭湯に行くために小学校の校門で風呂桶を持っている姿を変質者と間違われたりすることがあった。
赤柿夏記
留吉の妻。2年前に五平餅をつまみ食いした際にのどに詰まらせて急死。享年29。留吉とは年の差12歳。中学校の頃の夢は阪神タイガースに入団して女性初のプロ野球選手になること。宝物は江夏豊のサインボールと小林繁のブロマイド。
赤柿千夏
留吉の長女。中学生。父親に似ずしっかり者で、怠け者の父親を「働け!」と叱咤する。自分の家庭状況を知られまいとするあまり、友人たちと満足に遊ぶ事もできない苦労人。小遣いは0円。胸は小さい。電車に乗るときは小学生で通している。実は100mと12秒38で走る俊足。キック力もありキックボクシング部にスカウトされたこともある。
赤柿ハジメ
留吉の長男。小学生。何も考えていなさそうなのんびりした顔が特徴。姉とは違い、父親が無職であることを全く気にしていない。電車に乗るときは幼稚園生で通している。

親戚[編集]

田舎のばーちゃん
留吉の母。80歳にして川に飛び込んでイワナを捕まえるダイナミックなおばあちゃん。モダンガール世代
橋本のおっちゃん
留吉の義兄で夏紀の兄。躾けにうるさく趣味は書道、美味しんぼの海原雄山のよう。
橋本万春
橋本家の長女。夏紀の姪。おっちゃんがあまりにもうっとうしくて家を飛び出し外国人と知り合って妊娠。いったんは帰宅するもすぐにたたき出される。
アブラハム・ベーコン
万春の婚約者。国籍は不明だがターバンを巻いて色黒であることからインド人と思われる。オックスフォード大学でホーキング博士の下理論物理学宇宙物理学を研究し超ひも理論検証で博士号を取得。 知っとーかのじーさん程度のうんちく知識では勝負にならない。語学に堪能しており、フランス語スペイン語マレーシア語韓国語北京語タイ語イタリア語ロシア語ポルトガル語を話せる。ただし日本語は片言で書くことが出来ない。研究の片手間に新数理経済学におけるリスクとリターンの理論も打ち立てておりパチンコや麻雀などは圧勝である。現在は桃太郎商店街のラーメン屋でアルバイト中。

甘辛小学校[編集]

井山遥
ハジメの担任。25歳独身。知性的で品行方正(本人談)くそ真面目で杓子定規なインテリ女(留吉談)。教育に情熱をかけているがハジメが牛乳を飲めないのを無理矢理飲ませるという時代ハズレな教育を心がける。父兄からの饗応は一切受けず、家庭訪問で訪れる際も出がらしの番茶すら飲まないが、留吉の作ったクリームシチューの誘惑に負け饗応を受けることとなってしまった。中学生に間違えられる。両親ともに教師であり子供の頃は一人で夕食を食べていた。
みくちゃん
ハジメの同級生。母親は自称キャリヤウーマンで帰りがいつも遅いため食事は毎晩近くの高級レストランキムタクが結婚したのを許せない。
みくちゃんの母
サービス残業に追われなかなかみくちゃんを構ってやれない。肌の露出の多い服装をしており化粧も若干濃いめである。

甘辛中学校[編集]

鮎川君
千夏の同級生。千夏に好意を寄せているがおならの犯人にされたりサンマを丸かじりさせられたりと何かと千夏に酷い目に遭わされることが多い。父親は大病院の院長。文学少年であり将来は医者よりも小説家になりたがっている。千夏と同衾(文学少年的な表現)したこともある。
マコちゃん
千夏の同級生。突っ込みが得意。愛犬の名前は「平蔵」
桃山まる美
千夏の同級生。天然パーマで巨漢、年中ダイエットをしている。父親は運送会社を経営。いずれは跡取りとして婿養子をとる予定。恋人は相撲部の山田君

町内[編集]

喫茶店のマスター
町内で喫茶店を経営している。ただし留吉は水しか飲まずもっぱら「水喫茶」と呼ばれている。
知っとーかのじーちゃん
所々に登場しては妙なうんちくを語り出す。
シイタケオ
市議会議員を目指し20年間選挙活動中だが万年最下位落選の所謂泡沫候補。福祉、雇用の充実、大企業優先の与党政治を批判。顔もマニフェストも志位和夫のパロディ。
茶柱万作
赤柿家の隣に住む万年受験生。東大合格を目指し、外務省に入省しODAの予算を自分の小遣いのように使い金髪美人を妾にするのが夢。ただし眠気に弱い。
甘栗組の親分
スキンヘッドで顔には手術跡、体には入れ墨を施すまんまヤクザ。ただし性格はおとなしくベジタリアン、野菜を一日30品目摂る。