美男子

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美男子(びなんし、びだんし)は、容姿の美しい男性を指す言葉である。美男(びなん、びだん)とも言う。女性の場合は美人(びじん)または美女(びじょ)、年少者であればそれぞれ美少年美少女と呼ばれる。類義語にハンサム男前がある。

なお、「粋」(いき)とは異なる。

類義語[編集]

美丈夫(びじょうふ)
男らしく、風采の立派な男性。「男前」に近いが、より文語的な表現。
美青年
美貌の青年。
イケメン
イケメンの語は、いわゆるギャル語に起源し、女性から見て容貌の魅力的な男性を指す。美男子より気軽に用いられるため、マスメディア等の影響により、2000年代以降世代を超えて一般に広く普及している。
ハンサム
英語handsomeからの借用語。ハンサムの語源は、「hand(手)」+「some(形容詞を作る接尾辞)」で、「手ごろな」「扱いやすい」という用例に始まり、16世紀後半には、「ちょうどよい大きさの」「見栄えのよい」という意味での用例が確認される[1]。ただし、特に米語ではhandsomeの語の適用範囲は日本語よりもかなり大きい。
二枚目
関西歌舞伎の看板において、二枚目の看板には美男子が掲示されるのが定番となっていたため、それが美男子を示す言葉として定着した。ちなみに一枚目は主役、三枚目にはギャグメーカーが掲示される。
男前
腕前や一人前のように、特定の言葉を強調する役目を持つ「前」をつけることで、硬派で魅力的な男性を表現する言葉となっている。美男子が女性的な美しさも含み、容貌の美しさのみを言うのに対して、男前とはあくまで男性的であることを条件とし、容姿以外の品格・行動においても魅力的であることを意味する。なお、ボーイッシュで美しい顔立ちの女性や、凛々しいふるまいをする女性を「男前」と表現することがあり、中性的・男性的な魅力を兼ね備えた女性(美女)を表現する言葉にもなっている。
伊達男
「伊達男」の用例は江戸時代以降の文献に現れ、「派手な振る舞いをする男」「派手ないでたちの男」「な男」といった意味で用いられる。もともと「男立て」のように「男を立てる」こと、意気を示して男らしく見せようとすることを「だてをす(る)」と言ったことが、16世紀中葉の用例で確認できる[2]ばさらかぶきに通じ、現代でいえばやんちゃに類似する語感であろう。通俗語源説として、伊達政宗豊臣秀吉に濡れ衣をかけられた時、部下に磔台を担がせ、自身は白装束(死装束)という姿で上方に訪れたが、このときの姿を見た町人たちが驚き、彼を伊達男と呼んだことを由来とする俗説がよく知られている。

出典[編集]

  1. ^ http://www.etymonline.com/index.php?term=handsome
  2. ^ 『日本国語大辞典』「だて」の項

関連項目[編集]