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2006年11月28日 (火) 12:27時点における版
雁坂峠(かりさかとうげ)は埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)と山梨県山梨市(旧東山梨郡三富村)の境にある峠。標高2082m。奥秩父の山域の主脈の一つ。
かつての、武州の秩父盆地と甲州甲斐の国を結ぶ峠。現在では、国道140号がほぼ真下を雁坂トンネルで通過する。1998年4月にこのトンネルが開通するまで、この峠を車で通ることは出来ず「開かずの国道」と言われ、峠を越えるハイキングコースが国道140号に指定されていた。埼玉県側は彩甲斐街道、山梨県側は秩父往還(雁坂みち)という。彩甲斐街道を少し北上したところに栃本関跡があり、山梨側にトンネルを出たところすぐに西沢渓谷がある。
峠の頂上には笹薮の草原が大きく広がり、南側に広い展望が開けている。日本三大峠(北アルプス越えの針ノ木峠2541m、南アルプス越えの三伏峠2580m、奥秩父主脈越えの雁坂峠)のひとつ。武田信玄の軍事用路「甲斐九筋」のひとつ。『日本書紀景行記』に「日本武尊が通った」とあるとされている。
周辺にある小屋
- 雁坂小屋