「ホモフォビア」の版間の差分
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== 同性愛者の反応 == |
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1990年5月17日に [[世界保健機関|WHO]] が同性愛を[[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]] (ICD-10) から削除することを決議したことから、5月17日は[[国際反ホモフォビアの日]] (International Day Against Homophobia, IDAHO) とされている。呼びかけ人はルイ=ジョルジュ・タン (Louis-Georges Tin) であり、現在では世界の約 50 カ国で実施されている。 |
1990年5月17日に [[世界保健機関|WHO]] が同性愛を[[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]] (ICD-10) から削除することを決議したことから、5月17日は[[国際反ホモフォビアの日|国際反同性愛嫌悪の日]] (International Day Against Homophobia, IDAHO) とされている。呼びかけ人はルイ=ジョルジュ・タン (Louis-Georges Tin) であり、現在では世界の約 50 カ国で実施されている。日本においては、2006年に世界の同性愛を[[死刑]]にする国のような同性愛嫌悪へ抗議のための企画が実施された。主な活動としてレインボーバンドの販売や同性愛が死刑となる国の大使館への要望書提出した。 |
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*同性愛が[[死刑]]となる国の大使館 |
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==== 中東 ==== |
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日本においては、[[TOKYOPride]] ([[東京レズビアン&ゲイパレード]]の主催団体)、[[第10回レインボーマーチ札幌実行委員会]]、[[ゲイジャパンニュース]](LGBT関連ニュースサイト)、[[尾辻かな子]]の4者により、2006年に Act Against Homophobia という企画が実施された。主な活動は以下のとおり。 |
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**[[イラン]] |
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*レインボーバンドの販売。 |
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**[[サウジアラビア]] |
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*同性愛が[[死刑]]となる国の大使館への要望書提出。([[イラン]]、[[サウジアラビア]]、[[ナイジェリア]]、[[モーリタニア]]、[[アフガニスタン]]、[[アラブ首長国連邦]]、[[パキスタン]]、[[イエメン]]、[[スーダン]]) |
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**[[アラブ首長国連邦]] |
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*ホモフォビックな内容であった「[[アンテナ22]]」を放映した[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]総務部長への当該番組における表現への抗議と要望書提出。 |
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**[[イエメン]] |
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*[[文部科学省]]、[[法務省]]、[[外務省]]、[[厚生労働省]]への要望書提出、および法務省への署名提出。 |
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==== 南アジア ==== |
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*JR[[新宿駅]]前での街頭広報活動。 |
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**[[アフガニスタン]] |
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**[[パキスタン]] |
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**[[ナイジェリア]] |
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**[[モーリタニア]] |
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**[[スーダン]] |
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=== パレード === |
=== パレード === |
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同性愛嫌悪やそれに基づく同性愛を刑事罰対象とするような差別をなくすため、世界各地でパレードが行われる。詳しくは[[ゲイ・パレード]]を参照のこと。 |
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=== 犯罪とされてきた国家での対応 === |
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*[[神戸ゲイパレード]](兵庫/神戸祭り内での開催) |
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[[中華人民共和国]]では同性愛が刑事罰対象としての罪とはされなくなった後も同性愛を取り締まろうとする世論があるほど同性愛嫌悪が根強い。2001年まで中華人民共和国では同性愛者は精神疾患として扱われ、1997年までは犯罪として取り締まりの対象として弾圧されていた。その間、中国当局は同性愛者の権利向上を求める同性愛者や活動家らを何人も逮捕して刑務所など施設送りにしてきた。そのため、同性愛者が同性愛であることを当局に知られることの忌避など不信感が根強い<ref>[https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171231-00000010-jij_afp-int 偽装結婚に隠れる中国の同性カップル]2017年12月31日</ref>。 |
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*[[東京レズビアン&ゲイパレード]](東京) |
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*[[レインボーマーチ札幌]](北海道) |
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*[[関西レインボーパレード]](大阪) |
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*[[立命館大学レインボーパレード]](京都) |
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*[[クィア・レインボーパレード福岡]](福岡/博多どんたく港まつり内での開催) |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2017年12月31日 (日) 08:33時点における版
ホモフォビア(Homophobia)または同性愛者嫌悪(どうせいあいしゃけんお、同性愛嫌悪)とは、同性愛、または同性愛者に対する恐怖感・嫌悪感・拒絶・偏見、または宗教的教義などに基づいて否定的な価値観を持つこと。キリスト・イスラムなど宗教や共産主義国家では同性愛は長い間犯罪とされてきた[1]。「異性装・心身の性の不一致に対する恐怖感・嫌悪感・拒絶」はホモフォビアの定義に該当しない。ホモフォビック (Homophobic) とは「同性愛者に対する偏見のある」という意味。「同性愛者に対する恐怖感・嫌悪感を持つが同性愛者を客観的に把握している」は含まれない。ホモフォビックな人物はホモフォーブ (Homophobe) あるいは同性愛(者)嫌悪者と呼ばれる。
語源
元々は「人間に対する嫌悪や恐怖」(ラテン語で人間を意味する homo + ギリシア語で「恐怖」を意味する接尾辞 -phobia)を意味する語であったが、ほとんど使用されていない。「同性愛者と同性愛に対する嫌悪や恐怖」という意味では、1969年のタイム誌において、心理学者のジョージ・ヴァインベルクが最初に使用した。現在の意味では、「ホモ」の部分はラテン語の homo (人間)ではなく、ホモセクシャルの homo- (ギリシア語で「同じ」の意)である。
同性愛者の反応
反嫌悪記念日
1990年5月17日に WHO が同性愛を疾病及び関連保健問題の国際統計分類 (ICD-10) から削除することを決議したことから、5月17日は国際反同性愛嫌悪の日 (International Day Against Homophobia, IDAHO) とされている。呼びかけ人はルイ=ジョルジュ・タン (Louis-Georges Tin) であり、現在では世界の約 50 カ国で実施されている。日本においては、2006年に世界の同性愛を死刑にする国のような同性愛嫌悪へ抗議のための企画が実施された。主な活動としてレインボーバンドの販売や同性愛が死刑となる国の大使館への要望書提出した。
- 同性愛が死刑となる国の大使館
中東
南アジア
アフリカ
パレード
同性愛嫌悪やそれに基づく同性愛を刑事罰対象とするような差別をなくすため、世界各地でパレードが行われる。詳しくはゲイ・パレードを参照のこと。
犯罪とされてきた国家での対応
中華人民共和国では同性愛が刑事罰対象としての罪とはされなくなった後も同性愛を取り締まろうとする世論があるほど同性愛嫌悪が根強い。2001年まで中華人民共和国では同性愛者は精神疾患として扱われ、1997年までは犯罪として取り締まりの対象として弾圧されていた。その間、中国当局は同性愛者の権利向上を求める同性愛者や活動家らを何人も逮捕して刑務所など施設送りにしてきた。そのため、同性愛者が同性愛であることを当局に知られることの忌避など不信感が根強い[2]。
関連項目
- 石原慎太郎
- イスラーム教徒による性的マイノリティー迫害
- ソドミー法
- シャリーア(イスラーム教における宗教に基づく法体系)
- ウエストボロ・バプティスト教会(反同性愛主義を信奉するカルト教団)
- フロリダ銃乱射事件
- メル・ギブソン(ホモフォビックな発言をしたことで知られる)
- トランスフォビア(トランスジェンダーに対する不合理な偏見)
- ヘイトクライム(性的指向などへの偏見や憎悪が元で引き起こされる犯罪行為)
- マシュー・シェパード(1998年、米国でヘイトクライムにより二人組の男性に殺害された犠牲者)
- ロイ・コーン(赤狩りの急先鋒に立った同性愛者でもあり、米国民主党員)
- 中田考 (イスラーム原理主義の立場からホモフォビアを擁護している)
- ストレート・アライ(ホモフォビアへの異議などを投げかける異性愛の人々を指す言葉)
- ジョグジャカルタ原則
- モントリオール宣言
外部リンク
- ^ 偽装結婚に隠れる中国の同性カップル
- ^ 偽装結婚に隠れる中国の同性カップル2017年12月31日