「天然ボケ」の版間の差分

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萩本欽一がジミー大西を指して呼んだのが語源、という話を追加。厳密にはテレビ番組やウィキペディアの別項目がソースじゃまずいかもですが・・・
→‎類義語・対義語: ジミー大西氏の思考が理解可能とはとうてい思われません。
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== 類義語・対義語 ==
== 類義語・対義語 ==
似たような概念としてよくあげられる物に[[不思議ちゃん]]がある。「天然」が笑いを誘発するのに対して、「不思議ちゃん」は必ずしもそうでは無いという点が両者の差異と考えられる。
知識や行動が常識から大きく逸脱し、周囲がその行動様式をとうてい理解不可能な場合は[[不思議ちゃん]]と呼ばれ区別される。例えばある問いかけに対して、通常予想される返答とは異なるものの、その返答に至るまでの経緯や勘違いの具合を周囲が察することができたり理解できる場合は「天然ボケ」と受け取られるが、通常予想される返答とは異なり、さらに周囲の理解の範疇を超える場合は「不思議ちゃん」と受け取られる。


注意力の散漫(たとえば料理や皿の運搬に頻繁にへまをする)や技能の不足などが主な要因の場合は「[[ドジっ娘]]」と呼ばれる。また年齢層を問わずに使用される類義語として、その壊れた言動の様子から「ポンコツ」とも言われる場合がある。
注意力の散漫(たとえば料理や皿の運搬に頻繁にへまをする)や技能の不足などが主な要因の場合は「[[ドジっ娘]]」と呼ばれる。また年齢層を問わずに使用される類義語として、その壊れた言動の様子から「ポンコツ」とも言われる場合がある。

2012年9月16日 (日) 09:56時点における版

天然ボケ(てんねんボケ)とは、外面的な性格の類型のひとつ。

漫才におけるボケは、笑いとツッコミを誘うために計算されてわざと行われるが、このような「ボケ」的な行動を無自覚に行うとされる性格類型を指す。若者の間では単に「天然」、「天然キャラ」とも言う。

概要

言動が常識から少々ずれており、しかも自分が何をしているのかは理解しているものの、それが周囲の一般的観点から少しばかりずれていることに気がついていない場合に用いられる。単に知識や経験の不足であったり、育った環境により間違った知識を植え込まれたことが原因で起こりうる。

その言動によって周囲が困惑しても、悪意が無いのと実質的な被害がほとんど発生しないのとで、基本的には否定的な意味ではなく、むしろ「幼さ」を連想させる「かわいらしさ」や笑いの要素と捉えられる。その無邪気(あるいは素直)な行動が周囲を和ませる点で、しばしば癒し系と同様に語られることもある。

しかし、一方では馬鹿やアホという言葉の代わりに使われたり(はっきりとバカやアホと言ってしまうと、角が立つので)、ちょっとしたミス、またただ単に雰囲気や言動がおっとりしているというだけで、天然と見なすような傾向も見受けられる。


語源

お笑いタレント萩本欽一は「自分がジミー大西を指して呼んだのが、『天然ボケ』『天然』の最初だ」と2012年9月15日にテレビ朝日系列で放送された「雑学王No.1決定戦!」で自ら話している。同様の趣旨はウィキペディア「ジミー大西」の項目にも記述されている。


類義語・対義語

似たような概念としてよくあげられる物に不思議ちゃんがある。「天然」が笑いを誘発するのに対して、「不思議ちゃん」は必ずしもそうでは無いという点が両者の差異と考えられる。

注意力の散漫(たとえば料理や皿の運搬に頻繁にへまをする)や技能の不足などが主な要因の場合は「ドジっ娘」と呼ばれる。また年齢層を問わずに使用される類義語として、その壊れた言動の様子から「ポンコツ」とも言われる場合がある。

本人がその行動の効果を承知した上で、予めある意図を持ってわざと天然ボケのように装うことを指して、「計算」や「狙う」という表現が使用される。またそのような行為を行う人のことを「ニセ天然」「エセ天然」「養殖」「ぶりっ子」「カマトト(かまとと)」と呼ぶこともあるようである。これらは否定的な意味で用いられることが多い。

サブカルチャーにおける天然ボケ

サブカルチャーにおいては萌え要素の一つと見られ、男性の視点による女性の魅力とみなされる傾向が強いが、男女を問わず、かなり広い年齢範囲で適用が可能である。

創作作品の中では、コミックリリーフと位置付けられることもある。

脚注