「Apple Desktop Bus」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m r2.6.4) (ロボットによる 追加: ca:Apple Desktop Bus
Wrdrhyerko (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
2行目: 2行目:
'''Apple Desktop Bus'''(アップル・デスクトップ・バス)は[[アップル インコーポレイテッド|Apple.Inc.]](旧・Apple Computer Inc.)が開発した[[コンピュータ]]周辺機器の接続方式の一つ。'''ADB'''と略して表記される。
'''Apple Desktop Bus'''(アップル・デスクトップ・バス)は[[アップル インコーポレイテッド|Apple.Inc.]](旧・Apple Computer Inc.)が開発した[[コンピュータ]]周辺機器の接続方式の一つ。'''ADB'''と略して表記される。


== 概要 ==
[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]・[[マウス (コンピュータ)|マウス]]・筆圧タブレットなど入力機器を接続する。Macintosh及びその互換機のほか、[[Apple II]] GS、[[ピピンアットマーク]]、[[NeXT|ネクスト・コンピュータ]]のハードウェアなどにも採用されていた。端子の形状は[[S端子]]とほぼ同様のmini DIN 4pinである。しかし日本ではADBケーブルをS端子ケーブルで、あるいはS端子ケーブルをADBケーブルで代用することは避けたほうがよい。日本のS端子ケーブルとADBケーブルの端子は出っ張りが異なるためである。(詳しくはS端子の'''拡張'''の項を参照。ADBコネクタは海外のS端子コネクタと同形状)
[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]・[[マウス (コンピュータ)|マウス]]・筆圧タブレットなど入力機器を接続する。Macintosh及びその互換機のほか、[[Apple II]] GS、[[ピピンアットマーク]]、[[NeXT|ネクスト・コンピュータ]]のハードウェアなどにも採用されていた。端子の形状は[[S端子]]とほぼ同様のmini DIN 4pinである。しかし日本ではADBケーブルをS端子ケーブルで、あるいはS端子ケーブルをADBケーブルで代用することは避けたほうがよい。日本のS端子ケーブルとADBケーブルの端子は出っ張りが異なるためである。(詳しくは[[S端子#S端子形状]]の項を参照。ADBコネクタは海外のS端子コネクタと同形状)


バスパワーで電力を供給できる、世界初の汎用シリアル・バス接続システムで、ひとつのバスから周辺機器を3台まで数珠繋ぎに接続でき、一部のモデルを除きキーボードの電源ボタンでシステムの電源を入れることが可能である。
バスパワーで電力を供給できる、世界初の汎用シリアル・バス接続システムで、ひとつのバスから周辺機器を3台まで数珠繋ぎに接続でき、一部のモデルを除きキーボードの電源ボタンでシステムの電源を入れることが可能である。

2011年10月14日 (金) 04:00時点における版

ピンアサイン

Apple Desktop Bus(アップル・デスクトップ・バス)はApple.Inc.(旧・Apple Computer Inc.)が開発したコンピュータ周辺機器の接続方式の一つ。ADBと略して表記される。

概要

キーボードマウス・筆圧タブレットなど入力機器を接続する。Macintosh及びその互換機のほか、Apple II GS、ピピンアットマークネクスト・コンピュータのハードウェアなどにも採用されていた。端子の形状はS端子とほぼ同様のmini DIN 4pinである。しかし日本ではADBケーブルをS端子ケーブルで、あるいはS端子ケーブルをADBケーブルで代用することは避けたほうがよい。日本のS端子ケーブルとADBケーブルの端子は出っ張りが異なるためである。(詳しくはS端子#S端子形状の項を参照。ADBコネクタは海外のS端子コネクタと同形状)

バスパワーで電力を供給できる、世界初の汎用シリアル・バス接続システムで、ひとつのバスから周辺機器を3台まで数珠繋ぎに接続でき、一部のモデルを除きキーボードの電源ボタンでシステムの電源を入れることが可能である。

ADBは1986年に発売されたApple II GSで最初に搭載され、1999年に発売されたPower MacintoshG3が最後の搭載機種になった。iMacではADBは公式には搭載されなかったが、はんだ付けを伴う改造によって利用可能である。PowerBook G3でも外部インターフェースとしては搭載されなかったが、キーボードやタッチパッドを接続する内部インターフェースとして使われていた。

USB の元となる技術である。特許問題も結局Apple社がUniversal Serial Bus策定委員会に実質譲歩する結果になっている。


関連項目

外部リンク

ADBポートのピンアサイン(英語)