「能代港」の版間の差分

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**能代火力5,000トン桟橋(5,000トン)
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歴史は秋田県内でも最も古く、[[658年]]越国守[[阿倍比羅夫]]が軍船180隻を引いて蝦夷征伐のため上陸した。また[[続日本書記]]には、[[光仁天皇]]の[[宝亀]]年中、[[渤海]]の使臣壱万福等350余人が船10隻に乗り野代湊(のしろみなと)に着いたことが記録されている。[[慶長16年]](1611年)に[[佐竹義宣]]によって藩北部の物資集積地として林木受勘定所が設置され、日本海の要港として北前船による交易が盛んになる。明治期には秋田杉の輸送拠点として大いに発展する。戦後、港の整備が進められ[[1981年]]に重要港湾に、[[2006年]]にリサイクルポートに指定された。
歴史は秋田県内でも最も古く、[[658年]]越国守[[阿倍比羅夫]]が軍船180隻を引いて蝦夷征伐のため上陸した。また[[続日本書記]]には、[[光仁天皇]]の[[宝亀]]年中、[[渤海]]の使臣壱万福等350余人が船10隻に乗り野代湊(のしろみなと)に着いたことが記録されている。[[慶長16年]](1611年)に[[佐竹義宣 (右京大夫)|佐竹義宣]]によって藩北部の物資集積地として林木受勘定所が設置され、日本海の要港として北前船による交易が盛んになる。明治期には秋田杉の輸送拠点として大いに発展する。戦後、港の整備が進められ[[1981年]]に重要港湾に、[[2006年]]にリサイクルポートに指定された。


また、県内外の釣り人に釣り場として利用されている。
また、県内外の釣り人に釣り場として利用されている。

2011年4月12日 (火) 06:19時点における版

能代港のしろこう)は、秋田県能代市にある港湾で、米代川河口に位置する。港湾管理者は秋田県。重要港湾に指定されている。能代火力発電所が隣接する。

概要

  • 管理者:秋田県
  • 位置:北緯40度13分 東径140度00分
  • バース数:6(うち2つは火力発電専用)
    • 大森13メーター岸壁(40,000トン)
    • 15,000トン岸壁(15,000トン)
    • 中島1号岸壁(5,000トン)
    • 中島1号岸壁(5,000トン)
    • 能代火力60,000トン桟橋(60,000トン)
    • 能代火力5,000トン桟橋(5,000トン)

歴史は秋田県内でも最も古く、658年越国守阿倍比羅夫が軍船180隻を引いて蝦夷征伐のため上陸した。また続日本書記には、光仁天皇宝亀年中、渤海の使臣壱万福等350余人が船10隻に乗り野代湊(のしろみなと)に着いたことが記録されている。慶長16年(1611年)に佐竹義宣によって藩北部の物資集積地として林木受勘定所が設置され、日本海の要港として北前船による交易が盛んになる。明治期には秋田杉の輸送拠点として大いに発展する。戦後、港の整備が進められ1981年に重要港湾に、2006年にリサイクルポートに指定された。

また、県内外の釣り人に釣り場として利用されている。

近年の沿革

  • 1922年 - 指定港湾になる。
  • 1974年 - 開港に指定される。
  • 1981年 - 重要港湾、エネルギー港湾に指定される。
  • 1993年 - 能代火力発電所が完成。
  • 2001年 - 大森地区の多目的国際ターミナル13メーター岸壁が供用開始される。
  • 2006年 - リサイクルポート(総合静脈物流拠点港)に指定される。

周辺施設

イベント

関連項目

外部リンク