「シルニジピン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
15行目: 15行目:
| bioavailability =
| bioavailability =
| protein_bound =
| protein_bound =
| metabolism =
| metabolism =
| elimination_half-life =
| elimination_half-life =
| excretion =
| excretion =
29行目: 29行目:
}}
}}


'''シルニジピン'''(英: cilnidipine)とは [[カルシウム拮抗薬]]のひとつで[[高血圧]]症治療薬のこと。日本では「アテレック&reg;錠」の商品名で[[持田製薬]]から発売されている<ref name="pmda">{{Cite web|author=[[味の素製薬]]|coauthors=[[持田製薬]]|date=2010年4月|url=http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2149037F1032_2_01/|title=アテレック錠5/アテレック錠10|publisher=[[医薬品医療機器総合機構]]|accessdate=2010-07-23}}</ref>。
'''シルニジピン'''(英: Cilnidipine)とは [[カルシウム拮抗薬]]のひとつで[[高血圧]]症治療薬のこと。日本では「アテレック&reg;錠」の商品名で[[持田製薬]]から発売されている<ref name="pmda">{{Cite web|author=[[味の素製薬]]|coauthors=[[持田製薬]]|date=2010年4月|url=http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2149037F1032_2_01/|title=アテレック錠5/アテレック錠10|publisher=[[医薬品医療機器総合機構]]|accessdate=2010-07-23}}</ref>。[[インド]]では、「Cilacar」の商品名で販売されている


シルニジピンは他のカルシウム拮抗薬同様にL型カルシウム・チャネルを阻害する他に、[[交感神経]]終末にあるN型カルシウム・チャネルを阻害する。それゆえ未だその効果については未解明の点がある。[[尿酸]]低下作用、心拍数低下作用など独特な効能ももつ。
シルニジピンは他のカルシウム拮抗薬同様にL型カルシウム・チャネルを阻害する他に、[[交感神経]]終末にあるN型カルシウム・チャネルを阻害する。それゆえ未だその効果については未解明の点がある。[[尿酸]]低下作用、心拍数低下作用など独特な効能ももつ。

2010年10月13日 (水) 17:38時点における版

シルニジピン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
法的規制
投与経路 経口
薬物動態データ
代謝
識別
ATCコード C08CA14 (WHO)
PubChem CID: 5282138
化学的データ
化学式C27H28N2O7
分子量492.52 g/mol
テンプレートを表示

シルニジピン(英: Cilnidipine)とは カルシウム拮抗薬のひとつで高血圧症治療薬のこと。日本では「アテレック®錠」の商品名で持田製薬から発売されている[1]インドでは、「Cilacar」の商品名で販売されている。

シルニジピンは他のカルシウム拮抗薬同様にL型カルシウム・チャネルを阻害する他に、交感神経終末にあるN型カルシウム・チャネルを阻害する。それゆえ未だその効果については未解明の点がある。尿酸低下作用、心拍数低下作用など独特な効能ももつ。

シルニジピンは富士レビオ味の素により日本で開発され、1995年に日本で上市された。富士レビオからは「シナロング®」の商品名で併売されたが、そのごユーシービージャパン、キッセイ薬品工業と販売企業は変遷し、ユーシービージャパンによる製造事故のあおりを受け、シナロング®は製造・発売中止となっている。(平成22年5月より経過措置に入った。)

適応

  • 高血圧症[1]

特徴

脚注

  1. ^ a b 味の素製薬; 持田製薬 (2010年4月). “アテレック錠5/アテレック錠10”. 医薬品医療機器総合機構. 2010年7月23日閲覧。
  2. ^ Konda T, et al. Biol Bull 2006; 29: 933-937
  3. ^ Katayama K, et al. Kidney Int 2006; 70: 151-156