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「リードギター」の版間の差分

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'''リードギター''' ('''Lead Guitar''') は、もっぱらリド(ソロ)を弾く[[ギタ]]パート、あるいは、その役割指す。その演奏者自体を指場合は、「リードギタリスト」という
'''リードギター''' ({{lang-en-short|Lead guitar}}) は、ギターソロ[[オブリガト (ポピュラー音楽)|オブリガート]]主旋律中心に演奏する[[ギタリスト]]及びその役割


==解説==
== 概要 ==
グループや[[バンド_(音楽)|バンド]]、[[ソロ (音楽)|ソロ]]・ミュージシャンのバッキング([[伴奏]])のいずれでもこの名称が用いられるが、一人しかギタリストがいない場合はリードギター「サイドギター」(または「[[リズムギター]]」)区別する必要ため単に「ギター」(「ギタリスト」)とうことも多い場合、役割リードギター同様である。
バンド内にギタリストが2名以上場合はリードギターと[[リズムギター]]に役割分担する必ずしもリードギター担当のみである事は少なく、リズムギターと同様に伴奏を演奏するケースも多い。ギタリストが2名以上るバンドで目立っている方のギタリストをリードギター認識する傾向あるギタリストが1名みのバンド等で、概ねリードギターとリズムギターを兼任、またはリズムギターに専念する。


リード(ソロ)は主に間奏や[[イントロダクション]](前奏)、エンディング部分に限られ、歌のあ部分ではコード・ストロークや、ギター・[[ミュト (ギター)#ッティング|カッティング]]、[[]]などといった[[バッキ]]を演奏することがほとんどである。合間に[[コペーショ]]を行ったり、[[ボーカル]]・パートと掛け合いことあってもボーカルを上回ったり、曲として演奏が歌邪魔をすることは通常ありえない
主旋律を弾く際は主に間奏や[[イントロダクション]]、エンディング部分に限られる。また、[[歌手|ボーカリスト]]との掛け合[[一度|ユニゾン]]を演奏する事もある。ギター中心の[[器楽曲|イストゥルメル]]には、全編及び大半部分主旋律担当する。


== 参考例 ==
ただし、ギター中心の[[器楽曲|インストゥルメンタル]]・ナンバー(演奏のみで、歌唱部分がない曲)においては、全編ソロ演奏というパターンもありうる。
初期の[[ビートルズ]](特にステージ演奏)の[[ジョージ・ハリスン]]のように、[[ギタリスト]]二人のうちのどちらかがリードギターを担うパターン、[[ローリング・ストーンズ]]のように二人のギタリストが、曲によって役割分担するパターン、[[ザ・フー]]や[[クリーム (バンド)|クリーム]]など、一人かギタリストのいないバンドはリードギターとリズムギターを兼任している。


また、[[ジェフ・ベック]]の脱退間際の[[ヤードバーズ]]のように二人のギタリストが1曲内で交代でソロを取り合ったり、二人でハーモニーを重視した演奏を行うという形態もあり、ツイン・リードと呼ばれる。1970年代には[[ウィッシュボーン・アッシュ]]、[[シン・リジィ]]、[[ジューダス・プリースト]]などが、こうしたツイン・リードの形態を取り、後の[[ヘヴィ・メタル]]にもツイン・リードのバンドが多く登場した。
==リードギターの形態==
リードギターおよびリードギタリストの様々な形態について述べる。ただし、詳細は[[リズムギター]]の項目に詳しいので、ここでは簡潔に述べる。


最も多いのは、初期の[[ビートルズ]](特にステージ演奏)の[[ジョージ・ハリスン]]のように、[[ギタリスト]]二人のうちのどちらかがリードギターの役割となるパターンである。その他にも、[[ローリング・ストーンズ]]のように二人のギタリストが、曲によって役割分担したり
[[ザ・フー]]や[[クリーム (バンド)|クリーム]]など、一人しかギタリストのいないバンドは、それ自体がリードギタリストとなる。

また、[[ジェフ・ベック]]の脱退間際の[[ヤードバーズ]]のように二人のギタリストが1曲内で交代でソロを取り合ったり、二人でハーモニーを重視した演奏を行うという形態もあり、ツイン・リードと呼ばれる。
1970年代には[[ウィッシュボーン・アッシュ]]、[[シン・リジィ]]、[[ジューダス・プリースト]]などが、こうしたツイン・リードの形態を取り、後の[[ヘヴィ・メタル]]にもツイン・リードのバンドが多く登場した。

==関連項目==
*[[ギタリスト]]
*[[ベース (弦楽器)]]


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2014年12月12日 (金) 12:56時点における版

リードギター (: Lead guitar) は、ギターソロやオブリガート、主旋律を中心に演奏するギタリスト及びその役割。

概要

バンド内にギタリストが2名以上いる場合は、リードギターとリズムギターに役割を分担する事が多いが、必ずしもリードギター担当のみである事は少なく、リズムギターと同様に伴奏を演奏するケースも多い。ギタリストが2名以上いるバンドで目立っている方のギタリストをリードギターと認識する傾向もある。ギタリストが1名のみのバンド等では、概ねリードギターとリズムギターを兼任、またはリズムギターに専念する。

主旋律を弾く際は主に間奏やイントロダクション、エンディング部分に限られる。また、ボーカリストとの掛け合いやユニゾンを演奏する事もある。ギター中心のインストゥルメンタルにおいては、全編及び大半部分の主旋律を担当する。

参考例

初期のビートルズ(特にステージ演奏)のジョージ・ハリスンのように、ギタリスト二人のうちのどちらかがリードギターを担うパターンや、ローリング・ストーンズのように二人のギタリストが、曲によって役割分担するパターン、ザ・フークリームなど、一人しかギタリストのいないバンドは、リードギターとリズムギターを兼任している。

また、ジェフ・ベックの脱退間際のヤードバーズのように二人のギタリストが1曲内で交代でソロを取り合ったり、二人でハーモニーを重視した演奏を行うという形態もあり、ツイン・リードと呼ばれる。1970年代にはウィッシュボーン・アッシュシン・リジィジューダス・プリーストなどが、こうしたツイン・リードの形態を取り、後のヘヴィ・メタルにもツイン・リードのバンドが多く登場した。