エレファン

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みんなのうた
エレファン
歌手 手嶌葵
作詞者 松本俊明
作曲者 松本俊明
編曲者 松本俊明
映像 イラスト
映像制作者 後藤貴志
初放送月 2011年10月 - 11月
再放送月 2013年2月 - 3月
2022年4月 - 5月(テレビのみ)
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エレファン」は、2011年10月11月に、NHK音楽番組みんなのうた』で放送された楽曲。作詞・作曲・編曲:松本俊明、歌:手嶌葵

概要[編集]

空に浮かぶが欲しいと母に強請ったの子供「エレファン」が、取りに行くと森に入って行った母の帰りを待っていたが、帰りが遅くて心配したエレファンが森に入って探していくと、母は湖のほとりでに打たれて息を引き取り、エレファンに遺言を残すという内容である。

視聴者からはその悲しい結末に衝撃や賛否の声が多く集まった。元「みんなのうた」プロデューサーの川崎龍彦は、子供も視聴する『みんなのうた』で悲しい歌を作るのは非常に勇気がいるが、「マッチ売りの少女」や「忠犬ハチ公」などの昔の名作は大切なもの、かけがえのないものが何なのか、それを涙とともに教えてくれてハッピーエンドで片付けないからこそ幼い心に深く刻まれる。そのような教訓を『みんなのうた』に久々に登場させたいという思いがあったと述べている。同番組では過去に「さとうきび畑」「勇気一つを友にして」を放送しており、それらも悲しい結末を迎える楽曲であった。

歌は番組初出演の歌手・手嶌葵が静かに歌い上げ、演奏は松本俊明(ピアノ)、斉藤ノヴパーカッション)、渡辺等コントラバス)、三浦一馬バンドネオン)が担当した。

放送で使われた映像は絵本作家・後藤貴志の書き下ろしたイラストをスクロールで流した。

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]