漣 (雷型駆逐艦)

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IJN Sazanami at Yokosuka Meiji 33.jpg
艦歴
計画 1896年度[1]
起工 1897年6月[1]
進水 1899年7月8日[1]
就役 1899年8月28日[1]
その後 1905年12月12日駆逐艦に種別変更[1]
1912年8月28日三等駆逐艦[1]
1913年4月1日駆逐艦籍除籍[1]
1914年8月23日雑役船編入・標的船指定。漣丸と改名。[1]
除籍 1916年10月18日廃船[1]
売却 1917年1月9日[1]
性能諸元
排水量 305t(公試)
全長 68.4m
全幅 6.26m
吃水 1.58m
機関 レシプロエンジン2軸、6,000馬力
最大速 31.0ノット
兵員 55名
兵装 8cm砲×2、6cm砲×4
45cm魚雷発射管×2

(さざなみ)は、大日本帝国海軍駆逐艦で、雷型駆逐艦の4番艦である。同名艦に吹雪型駆逐艦(「特II型、綾波型」)の「」がある為、こちらは「漣 (初代)」や「漣I」などと表記される。

艦歴[編集]

1899年8月28日竣工し、水雷艇(駆逐艇)に類別[1]1900年3月24日、佐世保に到着[1]。同年6月22日、軍艦に編入され駆逐艦に類別[1]

1904年日露戦争が開始され、旅順口攻撃黄海海戦に参加[1]。1905年の日本海海戦では5月28日にロシア駆逐艦のベドーヴイを拿捕し、バルチック艦隊司令長官ロジェストヴェンスキー中将を捕虜とした[1][2]

1913年4月1日、駆逐艦を除籍[3]1914年8月23日、雑役船に編入、標的船に指定され漣丸に改称。同年10月〜11月、青島の戦いに従軍。1916年3月31日、雑役船(標的船)に編入。同年8月29日、標的として館山沖で撃沈処分[4]。同年10月18日、廃船。1917年1月9日、売却[1]

艦長[編集]

※艦長等は『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。

回航委員長
  • 竹内次郎 少佐:1899年2月14日 - 1900年6月22日
艦長
  • 竹内次郎 少佐:1900年6月22日 - 1902年8月12日
  • 井出謙治 少佐:1902年12月3日 - 1903年2月3日
  • 近藤常松 少佐:1903年2月3日 - ?
  • 相羽恒三 少佐:? - 1905年12月12日
駆逐艦長
  • 相羽恒三 少佐:1905年12月12日 - 1906年3月14日
  • 平岡善之丞 大尉:1906年3月14日 - 1906年7月12日
  • (兼)角田貫三 大尉:1906年7月12日 - 1907年1月12日
  • 山崎矩一 大尉:1907年1月12日 - 1907年9月12日
  • (兼)三浦英晃 大尉:1907年9月12日 - 1907年10月22日
  • 阿部真一郎 大尉:1907年10月22日 - 1908年1月15日
  • (兼)山口毅一 大尉:1908年1月15日 - 1908年1月16日
  • 阿部真一郎 大尉:1908年1月16日 - 1908年11月20日
  • 酒井重之助 大尉:1908年11月20日 - 1909年12月1日
  • 水木宇一 大尉:1909年12月1日 - 1911年5月23日
  • 上原太一 大尉:1911年5月23日 - 1912年12月20日
  • 杉浦正雄 大尉:1912年12月20日 - 1913年4月

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『日本海軍史』第7巻、284-285頁。
  2. ^ 『聯合艦隊軍艦銘銘伝』普及版、384頁。
  3. ^ #海軍制度沿革(巻8、1940) 74頁。◎大正二年四月一日(達六六) 艦艇類別等級別表中軍艦ノ欄内「鈴谷」「葛城」ヲ、驅逐艦ノ欄内「文月」「皐月」「漣」「卷雲」「敷波」「霞」ヲ、水雷艇ノ欄内「第三十號」「第二十五號」「第五十五號」「第五十六號」「第五十七號」「第三十一號」「第三十二號」「第三十六號」「第三十七號」「第三十八號」「第三十九號」「第四十號」「第四十一號」「第四十三號」「第四十四號」「第四十五號」「第四十六號」「第六十二號」「第六十三號」「第六十四號」「第六十五號」ヲ削ル。
  4. ^ 『写真日本海軍全艦艇史』資料編、艦歴表10頁。

参考文献[編集]

  • 国立国会図書館デジタルコレクション - 国立国会図書館
    • 海軍大臣官房『海軍制度沿革. 巻8(1940年印刷) info:ndljp/pid/1886716』海軍大臣官房、1940年。
  • 『写真日本海軍全艦艇史 Fukui Shizuo Collection』資料編、KKベストセラーズ、1994年。
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』普及版、光人社、2003年。

関連項目[編集]