雷 (雷型駆逐艦)

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艦歴
計画 1896年度
起工 1897年9月
進水 1898年11月15日
就役 1899年2月25日
その後 1913年10月9日船体切断着底
除籍 1913年11月5日
売却 1914年4月29日
性能諸元
排水量 305t(公試)
全長 68.4m
全幅 6.26m
吃水 1.58m
機関 レシプロエンジン2軸、6,000馬力
最大速 31.0ノット
兵員 55名
兵装 8cm砲×2、6cm砲×4
45cm魚雷発射管×2

(いかづち)は、大日本帝国海軍駆逐艦で、雷型駆逐艦のネームシップである。同名艦に吹雪型駆逐艦(「特III型、暁型」)の「」がある為、こちらは「雷 (初代)」や「雷I」などと表記される。

艦歴[編集]

1897年(明治30年)、イギリスのヤーロー社に発注した「雷型駆逐艦」のネームシップで日本海軍に配備された最初の駆逐艦である。なお、同じ年に購入した艦に、ソーニクロフト社の「東雲型駆逐艦」がある。当初、分解した上で日本まで輸送も検討されたが、完成させ回送と言うことになった。1899年(明治32年)2月25日、竣工。同年5月25日、佐世保に到着。

1904年(明治37年)に日露戦争が勃発した際には第1艦隊第2駆逐隊に所属していた。同年2月8日旅順港奇襲攻撃にも参加しており、十数日後の2月24日には旅順港閉塞作戦に、5月27日には日本海海戦にも参加している。

1913年(大正2年)10月10日大湊港にて機関部が爆発事故を起こし、船体が断裂し着底する。同年11月5日に除籍、1914年(大正3年)4月29日に売却処分となる。

艦長[編集]

※『日本海軍史』第9巻・第10巻の「将官履歴」及び『官報』に基づく。

回航委員長
  • 矢島純吉 少佐:1898年10月19日 - 10月28日
  • 石田一郎 少佐:1898年10月28日 -
艦長
  • 笠間直 少佐:1901年6月22日 - 8月30日
  • 広瀬順太郎 少佐:1901年8月30日 - 1903年7月7日
  • 三村錦三郎 大尉:1903年7月7日 - 1904年9月11日
  • 斎藤半六 少佐:1904年9月11日 - 1905年12月12日
駆逐艦長
  • 大谷幸四郎 大尉:1905年12月12日 - 1906年1月25日
  • (兼)富永寅次郎 大尉:1906年1月25日 - 7月3日
  • 和田博愛 大尉:1906年7月3日 - 9月28日
  • (兼)井上猪之吉 大尉:1906年9月28日 - 1907年1月12日
  • 大内田盛繁 少佐:1907年1月12日 - 7月1日
  • (兼)富永寅次郎 大尉:1907年7月1日 - 11月22日
  • (兼)山根米吉 少佐:1907年11月22日 - 12月18日
  • 人見三良 大尉:1907年12月18日 - 1908年4月20日
  • 岩室哲次郎 大尉:1908年4月20日 - 7月11日
  • (兼)井上鉄治 大尉:1908年7月11日 - 9月25日
  • 小泉親治 大尉:1908年9月25日 - 11月20日
  • 田中漸 大尉:1908年11月20日 - 1909年2月25日
  • 井戸玖吾 大尉:1909年2月25日 - 12月1日
  • 柴田菊枝 大尉:1909年12月1日 - 1910年4月1日
  • 岡本郁男 大尉:1910年4月1日 - 1911年6月28日
  • 朝田外次郎 大尉:1911年6月28日 - 1912年5月22日
  • 中川文一 大尉:1912年5月22日 - 1913年5月24日
  • 下川包蔵 大尉:1913年5月24日 -

参考文献[編集]

  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第9巻、第10巻、第一法規出版、1995年。
  • 官報

関連項目[編集]