正明寺

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正明寺
所在地 兵庫県姫路市五軒邸2丁目88番地
位置 北緯34度50分13.7秒 東経134度42分4.4秒 / 北緯34.837139度 東経134.701222度 / 34.837139; 134.701222座標: 北緯34度50分13.7秒 東経134度42分4.4秒 / 北緯34.837139度 東経134.701222度 / 34.837139; 134.701222
山号 姫路山
宗旨 天台宗
創建年 1143年
開山 正覚坊道邃
法人番号 2140005014021 ウィキデータを編集
正明寺の位置(兵庫県内)
正明寺
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正明寺(しょうみょうじ)は、兵庫県姫路市五軒邸にある天台宗の寺院。山号は姫路山

概要[編集]

境内には兵庫県指定文化財の板碑(貞和2年(1346年)造立)がある。これは姫山の土中に埋もれていたものを明治9年(1876年)に発掘し移設したもの。周辺は寺町で本領寺妙善寺妙国寺法華寺円光寺妙立寺大法寺などの寺院が立ち並ぶ。

歴史[編集]

康治2年(1143年)、正覚坊道邃がに姫山に開創し姫道山と号した。建長元年(1249年)に後嵯峨上皇勅願寺とした。正平元年(1346年)に赤松貞範が姫山に築城のため城下に移転、永禄年間(1558年 - 1570年)に黒田職隆が築城のため再び青見川の付近に移転、慶長13年(1608年)の池田輝政による姫路城築城の際、更に上寺町(現在の五軒邸)に移転して寺号も現在の姫路山正明寺に改めた。昭和20年(1945年7月4日には姫路大空襲で焼失した。現在の本堂、庫裡、山門等は空襲後に再建されたもの。

脚注[編集]

関連資料[編集]

  • 『『生野道』をたずねて』姫路市教育委員会文化財課(2017年)
  • 姫路市編『姫路誌』姫路市(1912年)
  • 姫路市編『姫路市史』姫路市