本博国
本 博国(もと ひろくに、男性、1970年3月9日 - )は、日本の元アマチュアボクシング選手・ボクシング指導者。鹿児島県出身。アトランタオリンピックミドル級日本代表。右ボクサータイプ。身長178cm[1]。鹿児島県立鹿児島工業高等学校卒業。自衛隊体育学校所属の海上自衛官(2021年5月現在の階級は1等海尉)[2]。
経歴
[編集]高校卒業後、自衛隊体育学校に所属。1990年には国体成年の部[文献 1]・全日本社会人選手権[文献 2] のいずれもライトミドル級で優勝を収めた。
1991年、全日本選手権[文献 3]・全日本社会人選手権[文献 2]のいずれもライトミドル級で優勝を収めた。1992年と1993年には全日本選手権・全日本社会人選手権のいずれもミドル級に2年連続で優勝を収め[文献 3][文献 2]、全日本社会人選手権はライトミドル級からの通算4連覇を達成した。さらに1994年と1995年には全日本選手権ミドル級で優勝を収め[文献 3]、ライトミドル級からの通算5連覇を達成した。
1996年アトランタオリンピックにミドル級の日本代表として出場し、1回戦に15-10のポイント勝ちを収め、2回戦で6-11のポイント負けとなった[3]。
2004年アテネオリンピック[4]・2008年北京オリンピック[5]・2012年ロンドンオリンピックでは監督を務めた[6]。2012年12月には、アジアボクシング連盟 (ASBC) がアジアのボクサーの躍進を機に、関係者に感謝し奨励するために新設したという年間賞で、最優秀監督に選出された[7][8]。また、2012年の年間表彰では、アマチュアボクシング部門の特別賞も受けた[9]。
2021年5月現在、日本ボクシング連盟の強化委員長を務める[10]ほか、自衛隊体育学校でボクシング監督を務める[2]。
獲得タイトル
[編集]- 第45回国体成年の部ライトミドル級優勝
- 第42回全日本社会人選手権ライトミドル級優勝
- 第61回全日本選手権ライトミドル級優勝
- 第43回全日本社会人選手権ライトミドル級優勝
- 第62回全日本選手権ミドル級優勝
- 第44回全日本社会人選手権ミドル級優勝
- 第63回全日本選手権ミドル級優勝
- 第45回全日本社会人選手権ミドル級優勝
- 第64回全日本選手権ミドル級優勝
- 第65回全日本選手権ミドル級優勝
脚注
[編集]- ^ アトランタ大会出場日本選手・ボクシング/本博国 日本オリンピック委員会
- ^ a b 自衛隊体育学校 (2021年5月15日). “自衛隊体育学校Twitter2021年5月15日”. 2021年5月20日閲覧。
- ^ Hirokuni Moto Biography and Olympic Results | Olympics at Sports-Reference.com[リンク切れ]Archived 2020年4月17日, at the Wayback Machine. sports-reference.com.
- ^ 第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)ボクシング 日本代表選手団 日本オリンピック委員会
- ^ 第29回オリンピック競技大会(2008/北京)ボクシング 日本代表選手団 日本オリンピック委員会
- ^ 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)ボクシング 日本代表選手団 日本オリンピック委員会
- ^ “ASBC Newsletter - 2013 March: Best of the Asians are revealed” (英語). ASBC. (2013年3月) 2013年5月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “最優秀会長に山根氏 アジア連盟が選ぶ”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2012年12月28日) 2012年12月29日閲覧。
- ^ “2012年間表彰 アマMVPは村田諒太”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2013年1月7日). 2013年3月6日閲覧。
- ^ “専門委員会”. 日本ボクシング連盟. 2021年5月22日閲覧。
参考文献
[編集]「アマチュア・レコード」『日本ボクシング年鑑2005』 ボクシング・マガジン編集部編、日本ボクシングコミッション/日本プロボクシング協会協力、ベースボール・マガジン社、2005年4月30日 ISBN 4-583-03849-6