コンテンツにスキップ

新宿西口商店街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
思い出横丁入口(2023年5月)
思い出横丁内部(2019年6月)

新宿西口商店街(しんじゅくにしぐちしょうてんがい)は、東京都新宿区西新宿1丁目にある商店街である。別名として思い出横丁やきとり横丁[1]のほか、かつての俗称ションベン横丁が知られている[2][3]

空襲の跡がまだ生々しい1946年昭和21年)ごろにできた闇市にそのルーツを持つ[4]。かつては小田急百貨店新宿店まで広がり、300軒ほどの店舗が立ち並んでいたという[5]

やきとり屋やもつ焼き屋、金券ショップ定食屋が多い[6]。中に入ると、昭和を思わせる小規模な飲食店が所狭しと並んでいる。

1999年平成11年)11月24日には大きな火災が発生し、70店舗中28店舗が全半焼した[1]

なお、「ションベン横丁」については大阪市十三にも同名の俗称や同様のルーツを持つ商店街が存在しており、2014年(平成26年)3月7日には火災で36店舗が焼けた[7]が、本商店街とは無関係である。

出典

[編集]
  1. ^ a b 「思い出横丁」「やきとり横丁」の火災について”. 新宿西口商店街振興組合. 2015年12月25日閲覧。
  2. ^ 東京戦後地図93
  3. ^ “「普通」が生み出す昭和の味 新宿西口の「思い出横丁」”. ZAKZAK. (2015年10月30日). https://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151030/dms1510300830012-n1.htm 2015年12月25日閲覧。 
  4. ^ 新宿西口の歴史について”. 新宿西口商店街振興組合. 2015年12月25日閲覧。
  5. ^ 東京戦後地図93-94頁
  6. ^ 新宿西口 思い出横丁”. 東京観光財団. 2015年12月25日閲覧。
  7. ^ “阪急十三駅前で火災、36店舗焼ける 4万5千人に影響”. 朝日新聞デジタル. (2014年3月7日). http://www.asahi.com/articles/ASG372DJXG37PTIL001.html 2017年8月3日閲覧。 

関連項目

[編集]
  • ブレードランナー - 1982年に公開されたSF映画で、思い出横丁を参考にしたとも言われている。
  • 呪術廻戦-作中登場人物が離別するシーンに登場する。

参考文献

[編集]
  • 藤木TDC『東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く』実業之日本社、2016年。ISBN 978-4-408-11194-0 

外部リンク

[編集]

座標: 北緯35度41分35.1秒 東経139度41分58.2秒 / 北緯35.693083度 東経139.699500度 / 35.693083; 139.699500