文部科学省認定の研究不正事案一覧

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文部科学省認定の研究不正事案一覧(もんぶかがくしょうにんていのけんきゅうふせいじあんいちらん、: List of research misconduct found by MEXT of Japan)は、文部科学省が認定した研究不正事案のリストである。

概略[編集]

文部科学省は、2014年、捏造改ざん盗用を特定不正行為と命名し、2015年4月以降に報告を受けた特定不正行為を公開することとした[1]

それを受け、2015年4月以降、特定不正行為とそれ以外の不正行為(二重投稿や不適切なオーサーシップなど)の事案をウェブサイトに公開し始めた[2]

米国の研究公正局が1993年から始めた事案(Case Summary)公開[3]を取り入れたものである。

公開内容は、米国に比べ、全体的に内容が詳細である。例えば、当該研究機関に不正行為の発生要因及び再発防止策を記載させ、それを公開している。

但し、米国では実名記載だが、「公開する目的に鑑みて、特定不正行為に関与した者等の氏名については、文部科学省ホームページに掲載しないものとする」[4]と氏名の記載がない。つまり、研究不正者を誰と特定できない。

以下はその一覧である。

2016年(平成28年)[編集]

番号 不正事案名 不正事案の研究分野 調査委員会を設置した機関名 特定不正行為に関与した者等

(所属機関、部局等、職名)

特定不正行為の種別

(捏造、改ざん、盗用)

告発受理日 報告受理日
2016-01 筑波大学人文社会系所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について[5] 政治学 筑波大学 筑波大学人文社会系 准教授(当時) 盗用 平成27年11月25日、平成28年1月13日、平成28年1月21日、平成28年2月3日 平成28年4月14日
2016-02 上智大学外国語学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について[6] 政治学 学校法人上智学院 上智大学外国語学部教授 盗用 平成27年4月6日 平成28年7月6日

2015年(平成27年)[編集]

番号 不正事案名 不正事案の研究分野 調査委員会を設置した機関名 特定不正行為に関与した者等

(所属機関、部局等、職名)

特定不正行為の種別

(捏造、改ざん、盗用)

告発受理日 報告受理日
2015-01 千葉大学環境健康フィールド科学センター所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について[7] 人類学 千葉大学 千葉大学 環境健康フィールド科学センター 助教 盗用 平成26年1月16日 平成27年5月29日
2015-02 藤女子大学文学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について[8] 社会学 藤女子大学 藤女子大学 文学部 准教授 盗用 平成27年5月20日 平成27年10月22日
2015-03 電気通信大学共通教育部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について[9] 語学教育 電気通信大学 電気通信大学 共通教育部 教授 盗用 平成26年4月22日 平成27年10月28日
2015-04 福岡教育大学教育学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について[10] 身体教育学 福岡教育大学 福岡教育大学 教育学部 教授 盗用 平成26年5月9日 平成27年10月30日
2015-05 早稲田大学商学学術院所属教員による研究活動上の不正行為(著作権侵害(盗用))の認定について[11] 人類学 早稲田大学 早稲田大学 商学学術院 准教授 盗用 平成26年9月19日 平成27年11月12日
2015-06 大阪産業大学工学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について[12] 環境学 大阪産業大学 大阪産業大学 工学部 准教授 盗用 平成27年3月30日 平成27年12月1日
2015-07 皇学館大学現代日本社会学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について[13] ボランティア、社会福祉援助技術 学校法人皇学館 皇学館大学 現代日本社会学部 教授 盗用 平成27年3月2日 平成27年12月25日
2015-08 滋賀医科大学医学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用・改ざん)の認定について[14] 臨床看護学 滋賀医科大学 滋賀医科大学 医学部 教授 盗用・改ざん 平成27年6月10日 平成28年3月4日
2015-09 熊本大学医学部附属病院所属教員による研究活動上の不正行為(捏造(ねつぞう))の認定について[15] 検査医学 熊本大学 熊本大学 医学部附属病院 助教 捏造 平成24年5月21日 平成27年5月21日

脚注[編集]

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  1. ^ 研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン”. 文部科学省 (平成26年(2014年)8月26日). 2016年2月28日閲覧。
  2. ^ 文部科学省の予算の配分又は措置により行われる研究活動において特定不正行為が認定された事案(一覧)”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  3. ^ Case Summaries”. ORI - The Office of Research Integrity. 2016年2月28日閲覧。
  4. ^ 不正事案の公開について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  5. ^ 筑波大学人文社会系所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について”. 文部科学省. 2016年8月24日閲覧。
  6. ^ 上智大学外国語学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について”. 文部科学省. 2016年8月24日閲覧。
  7. ^ 千葉大学環境健康フィールド科学センター所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  8. ^ 藤女子大学文学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  9. ^ 電気通信大学共通教育部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  10. ^ 福岡教育大学教育学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  11. ^ 早稲田大学商学学術院所属教員による研究活動上の不正行為(著作権侵害(盗用))の認定について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  12. ^ 大阪産業大学工学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  13. ^ 皇学館大学現代日本社会学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用)の認定について”. 文部科学省. 2016年2月28日閲覧。
  14. ^ 滋賀医科大学医学部所属教員による研究活動上の不正行為(盗用・改ざん)の認定について”. 文部科学省. 2016年8月24日閲覧。
  15. ^ 熊本大学医学部附属病院所属教員による研究活動上の不正行為(捏造(ねつぞう))の認定について”. 文部科学省. 2016年8月24日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]