整地ローラー

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手動式整地ローラー

整地ローラー(せいちローラー)は、グラウンド整備などに使う、手動式のローラーで、整地用ローラー、手動式整地用圧延機、転圧ローラー、グラウンドローラー、コートローラーなどとも称され、俗称として「コンダラ」とも呼ばれる。

概要[編集]

鋼板またはステンレス板で作られた円筒にコンクリートなどの重りを充填した本体と、鉄パイプ等のハンドルから構成される。オプションでローラーについた泥をかき取る板(泥取器)をつけることもできるものもある。実際は完全完成品ではなく筒内が空洞で販売されており、使用者が現地にて重りを詰めることで所定の重量にして使用する。サイズや重りのタイプ(コンクリート・砂・水)によりさまざまな種類があるが、最も一般的なコンクリートを詰めるタイプの場合、完成重量は350kgまたは500kgである。
製造メーカーとしてはエバニュー・トーエイライト・東洋体機・カネヤ・三和体育製販など、他の学校用体育器具も製造しているメーカーがほとんどである。
グラウンドの日々の利用者自ら、たとえば生徒たちが校庭を整備するために、同じく整地用具のトンボ等と一緒に用いることが多い。
ちなみに、押して使うのが正しい使用法である。特にリヤカーのようにハンドルの枠内に入って牽引すると、危ないと感じた際に横に逃れることも困難で、使用者が轢かれてしまう危険がある[1]。(上の写真でも、ハンドルがローラー側に歪んでおり、押した跡が見て取れる)

ハンドルの内側にあたかも牽引のために人が入るかのようなスペースを開けている理由は、推進を安定させるためである。押す位置が回転中心に近くなりすぎるとハンドルが上下に回ってしまい使用に耐えない。押していくと転圧した地面を踏みしめながら進むことになる点も心理的に牽引したくなる一因である。さらに言うと牽引した方が安定して力をかけることができ扱いやすい。少数だが牽引用の整地ローラーも存在し、逆にこちらの方は機能上不要で誤使用のデメリットしかないローラーとハンドルの間隙が無く、牽き縄を付けたり自動車の後部に連結して使用する。

俗称「コンダラ」[編集]

コンダラは、整地ローラーを意味する日本俗語グラウンドレーキ[2]、古タイヤを指すこともある[3]

語源[編集]

“コンダラ”こと、手動式整地ローラーの使用方法の誤ったイメージ。前述の通り、轢かれないように押して使うべきである

語源は、1968年(昭和43年)に放映が始まったテレビアニメ巨人の星』のオープニング主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」の最初のフレーズ、「思い込んだら 試練の道を」の「込んだら」である[2][4][5]

都市伝説では「オープニングの『思い込んだら』の箇所で主人公の星飛雄馬が整地ローラーを引いていた」とされる場合もあるが[6][7][8]、実際に放映されたオープニングアニメーションでは整地ローラーは一切登場せず、星一徹・飛雄馬親子が雪の中でランニングをしているだけで、歌詞テロップでも「思いこんだら」と書かれている[9]。その一方で、第12話「鬼の応援団長 伴宙太」の劇中に整地ローラーが登場した際のBGMは「ゆけゆけ飛雄馬」であった。

なお、1983年3月5日には「ふじたともえ」を著作者等として「“コンダラ”をトレーニングで使用する古タイヤと勘違いしていた友人」の話が放送されている[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 中学生が整地用ローラーの下敷き 重傷、山口・周南
  2. ^ a b 正式名称研究会 「グラウンドレーキ」『正式名称大百科』 TOブックス、2010年。ISBN 978-4904376324
  3. ^ a b 裁定実績データベース 平成20年度”. 文化庁. 2019年1月16日閲覧。
  4. ^ 谷口一刀 『バカ日本語辞典 -全国のバカが考えた脳内国語ディクショナリー-』 技術評論社、2006年、72頁。ISBN 978-4774153469
  5. ^ 『大人の科学マガジン テオ・ヤンセン式二足歩行ロボット』 学研プラス、2012年、21頁。ISBN 978-4059160083
  6. ^ 森達也 (2009年4月22日). “「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい”. 2019年1月15日閲覧。
  7. ^ 森達也 「赤とんぼの歌って知ってる?」『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい: 正義という共同幻想がもたらす本当の危機』 ダイヤモンド社、2013年。ISBN 978-4478006832
  8. ^ 高島俊男 「重いコンダラ」『お言葉ですが…』 文春文庫、1999年。ISBN 978-4167598020
  9. ^ 巨人の星 Special Blu-ray BOX HDリマスター前後比較ムービー オープニング(YouTube キングレコード公式チャンネル)

関連項目[編集]