支倉隆子
支倉 隆子(はせくら たかこ、1941年3月11日 - )は、日本の詩人。
本名は川瀬 隆子(旧姓・支倉)。夫は画家の川瀬裕之。
来歴[編集]
北海道札幌市生まれ[1]。労働基準局勤務の父親の転勤で、中学2年から高校時代まで滝川市で育つ。北海道滝川高等学校を経て、1963年北海道大学文学部ロシア文学科卒業[1]。
1976年に詩集『音楽』、1979年に『琴座』で2度H氏賞候補となる。1995年に『酸素31』で第19回地球賞を受賞[2]。その後2003年に『身空x』で詩歌文学館賞候補となっている。
平明な表現の中に、幻想的要素を漂わせた作風が特色。ヴィジュアル・ポエトリィの活動を積極的に行っており、近年は朗読や美術家としての活動も行っている。
著作[編集]
詩集[編集]
- 『詩篇』不動工房、1970年。
- 『音楽』黄土社、1975年。
- 『琴座』国文社、1978年。
- 『オアシスよ』砂子屋書房、1983年。
- 『ナイアガラ』思潮社、1988年。ISBN 4-7837-0247-0
- 『魅惑』思潮社、1990年。ISBN 4-7837-0338-8
- 『酸素31』思潮社、1994年。ISBN 978-4-7837-0514-7
- 『すずふる』思潮社、1997年。ISBN 978-4-7837-0672-4
- 『身空x』思潮社、2002年。ISBN 978-4-7837-1305-0
その他[編集]
- 「解説:幅と空気」『貞久秀紀詩集』思潮社〈現代詩文庫〉、2015年。ISBN 978-4-7837-0991-6
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 『現代詩大事典』三省堂、2008年。ISBN 978-4-385-15398-8