手児奈霊神堂

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手児奈霊神堂
宗旨 日蓮宗
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広重「名所江戸百景」より「真間の紅葉手古那の社つぎ橋[1]

手児奈霊神堂(てこなれいじんどう)は、千葉県市川市真間に所在する伝説上の女性手児奈を祀る霊堂である。手児奈霊堂とも称される。

手児奈霊神堂

縁起[編集]

今から1300年ほど前、真間の井(亀井院)に水を汲みに行く一人の女性がいた。名前は手児奈。身なりはそまつだったが、とても美しいと評された。多くの男性から結婚を求められたが、「私の心はいくつでも分けることはできます。でも、私の体は一つしかありません。もし、私が誰かのお嫁さんになれば、ほかの人を不幸にしてしまいます。」となやみ、海に行く(当時は真間山の下は海だった)。そのころ、日没になろうとしていた。「そうだ、あの太陽のように。」と思って海に身投げしてしまった。これを悲しんだ人たちは、手児奈霊神堂を建てて祀った。

文化財[編集]

所在地[編集]

  • 千葉県市川市真間4-5-21

和歌[編集]

葛飾の 真間の井見れば 立ち平し 水汲ましけむ(ん) 手児奈し思ほゆ(おもうゆ)

{訳}葛飾の真間の井を見れば、水を汲む手児奈を思い出す。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「真間の紅葉の名所・弘法寺から、手古那の社と継橋を望む」の意。継橋(つぎはし)は万葉集にも歌われる「真間の継橋」のことで、霊神堂南西方に現存する。なお、この構図は南を望んでいるはずなので、実際には遠方に山(筑波山?)は見えない。