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愛と野望のナイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
愛と野望のナイル
Mountains of the Moon
監督 ボブ・ラフェルソン
脚本 ボブ・ラフェルソン
ウィリアム・ハリソン
原作 ウィリアム・ハリソン
製作 ダニエル・メルニック
製作総指揮 マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
出演者 パトリック・バーギン
イアン・グレン
音楽 マイケル・スモール
撮影 ロジャー・ディーキンス
編集 トム・ノーブル
製作会社 カロルコ・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 トライスター ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 1990年2月23日
日本の旗 1990年3月3日
上映時間 136分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $4,011,793[1]
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愛と野望のナイル』(あいとやぼうのナイル、原題:Mountains of the Moon)は、1990年制作のアメリカ合衆国の映画

19世紀半ば、ナイル川の源流を求めて過酷な旅をした2人の実在のイギリス人探検家リチャード・フランシス・バートンジョン・ハニング・スピークの物語。

あらすじ

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 1850年代、大英帝国は領土拡大の野心に燃え、アフリカ最深部ナイル川の源流発見に莫大な懸賞をかけていた。

 1854年ソマリア。ナイル探検で名を上げていた探検家リチャード・フランシス・バートンの探検隊に、探検に憧れていた軍人ジョン・ハニング・スピークが合流する。しかし探検隊は原住民の攻撃を受け、二人とも重傷を負ってしまったのだが、バートンとスピークは友情の絆で結ばれるようになった。

 1857年、二人は再度、ナイルの源流を探す旅に出た。先ずはタンガニーカ湖を発見、そして現地部族やライオンの襲撃など様々な困難に直面し、病に倒れたバートンを置いて前進したスピークは、ナイルの源流とおぼしきを発見して、ヴィクトリア湖と名付けるのだった。しかし、機材の破損で測量できなかったうえに、湖を周回して流出口を確認して来なかったスピークに対し、バートンはヴィクトリア湖が水源だとは断定できないと言う。 療養中のバートンに先んじてロンドンに戻ったスピークは、従弟から地理学協会で結果報告を発表するよう勧められる。共同発表を約束していたことから申し出を拒絶するスピークに対し、従弟はバートンが報告書で、ソマリアでのスピークの行動を臆病だと非難していたと吹き込むのだった。

  怒りに任せてスピークは、手柄を独り占めするような報告を行い、以後、ナイルの源流調査の指揮を任せられるのだが、湖の周回には失敗し続ける。 一方、探検家としては干されていたバートンだが、妻イザベルとともに幸せな日々を送っていた。しかし、スピークの行動に怒りを隠せないイザベルに促されたバートンは、高名な探検家リビングストンの知遇を得て、ヴィクトリア湖がナイルの水源であるかどうか、地理学協会でスピークとの公開討論会に臨むことになる。 スピークは、報告書に関する従弟の嘘が分かった事で動揺する。そして討論会の前日、狩猟に行ったところで銃の暴発で死んでしまう。演壇でその知らせを受けたバートンは動揺し、その場を立ち去るのだった。 探検家としての名声を取り戻す機会を失い、外交官として任地へ立つ用意をしていたバートンのもとを、スピークの胸像の作成を依頼された彫刻家が訪ねて来て、スピークの顔立ちについて意見を求める。スピークのデスマスクと対面するバートン。かつての友人との悲しい和解だった。

キャスト

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関連項目

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脚注

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外部リンク

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