島村成達

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島村 成達(嶋村、しまむら せいだつ、1859年安政6年10月[1][2]) - 1903年明治36年)11月27日[2])は、日本政治家衆議院議員(1期)。

経歴[編集]

対馬国下県郡(のち長崎県下県郡、現・対馬市)生まれ[1]対馬藩校で学ぶ。小茂田村(のち佐須村厳原町、現・対馬市)長となる。また、青年団を組織し、対馬の島政に力を尽くした[2]

1892年第2回衆議院議員総選挙において長崎6区から自由党所属で立候補したが1票差で落選[3]1894年3月の第3回衆議院議員総選挙では自由党から立候補したが落選[4]。同年9月の第4回衆議院議員総選挙では自由党から立候補し34票を獲得、対立候補と同数だったが、島村が年長者のため当選者となった[5]。衆議院議員を1期務め、1898年3月の第5回衆議院議員総選挙は不出馬。1903年に死去した。

脚注[編集]

  1. ^ a b 衆議院 編『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年、222頁。NDLJP:1278238 
  2. ^ a b c 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』314頁。
  3. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』12頁。
  4. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』17頁。
  5. ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』23頁。

参考文献[編集]

  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。