山越

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山越(さんえつ)とは、後漢末期から三国時代にかけて現れる異民族浙江江蘇安徽江西福建などの山岳地帯に住み、勇猛で長く中国の王朝の威令に従わなかったが、江南に国を建てたがついにほぼ威令に服させるのに成功した。三国時代からあとはさほど注意をひく活動をしていない。漢の閩越(びんえつ) などとの関係ははっきりしないが、三国時代の山越については、もともと山中にいた越人の子孫と、逃亡して山中に入った漢民族とをさすという説がある。

主な人物[編集]

後漢末期[編集]

  • 厳虎(げん こ):山越族の頭目?。孫策により討伐される。その後の動静は不明である。
  • 彭虎(ほう こ):山越族の頭目、凌統董襲歩騭蒋欽らと共に彭虎を討伐している。正確な時期は不明である。
  • 潘臨(はん りん):山越族の頭目。会稽郡孫権に反乱を起こしていたが、陸遜により討伐され、降服し配下になった。
  • 費桟(ひ さん)、尤突(ゆう とつ):いずれも山越族の頭目。216年曹操から共に印綬を与えられ、丹陽郡で孫権に対し反乱を起こした。しかし陸遜・賀斉により討伐され、費桟と尤突は殺害された。

三国時代[編集]

  • 黄乱(こう らん):山越族の頭目。『三国志呉書鍾離牧伝』に記録があり、それによると、242年に、建安郡・陽郡・新都郡の山越族を率いてに反乱を起こす。しかし鍾離牧に討伐され降伏し、配下の兵士は呉の兵役に組み込まれた。
  • 陳毖(ちん ひ):山越の反乱民。255年には零陵郡に反乱を起こしていた。陸凱により斬首される。

関連項目[編集]