寒立馬

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寒立馬

寒立馬(かんだちめ)は、青森県下北郡東通村尻屋崎周辺に放牧されている。厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬である。放牧されており、観光道路を歩いていることもよくある。寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきたが1995年(平成7年)には9頭まで激減した。しかしその後の保護政策により40頭ほどに回復した。寒立馬及びその生息地は青森県の天然記念物に指定されている。

かつては「野放馬」と呼ばれたが、昭和45年(1970年)に尻屋小中学校の岩佐勉校長が年頭の書き初め会で、「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫が原の嵐ものかは」と詠んで以来、「寒立馬」と呼ぶようになった。

尻屋崎周辺は冬期閉鎖され、アタカと呼ばれる放牧地で冬を過ごす。

しかし最近問題となっているのが、生息地の東通村尻屋から外へ出した「寒立馬」は、「寒立馬」という名前の馬ではなくなり、ただの農用馬として青森県畜産農業協同組合連合会が主催する市場へ「寒立馬」の所有者である東通村が飼育個体数調整という名目で食用(馬肉用など)としてセリ(このセリに出される馬は主に0、1歳の若い馬たちである)に出陳しているのが現状である。

青森県指定の天然記念物という定義がなし崩しになっているのが現実である。

アクセス[編集]

  • むつ市中心部より青森県道6号がある。
  • 下北バス尻屋線で約45分
  • 下北駅からむつバスターミナル(約50分)で尻屋線に乗り換え、約1時間半
  • 青森駅からむつバスターミナル(約2時間半)で尻屋線に乗り換え、約3時間

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