宮崎県総合博物館

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宮崎県総合博物館
本館(2011年8月) 地図
地図
施設情報
正式名称 宮崎県総合博物館
専門分野 歴史・民俗・自然科学
収蔵作品数 約87000件
事業主体 宮崎県
管理運営 宮崎県教育委員会
延床面積 7,629.77m2
開館 1971年3月2日
所在地 880-8505
宮崎県宮崎市神宮2丁目4番4号
位置 北緯31度56分24.04秒 東経131度25分25.29秒 / 北緯31.9400111度 東経131.4236917度 / 31.9400111; 131.4236917座標: 北緯31度56分24.04秒 東経131度25分25.29秒 / 北緯31.9400111度 東経131.4236917度 / 31.9400111; 131.4236917
アクセス JR九州日豊本線宮崎神宮駅から西へ徒歩10分
外部リンク http://www.miyazaki-archive.jp/museum/
プロジェクト:GLAM
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宮崎県総合博物館(みやざきけんそうごうはくぶつかん)は宮崎県宮崎市に位置する県立博物館。 本館は自然史展示室、歴史展示室、民俗展示室、みんなの情報室からなり、屋外に民家園をもつ [1]。設計は坂倉準三[2]

沿革[編集]

  • 1951年 宮崎県立博物館開館[3]
  • 1968年 西都原資料館(考古資料室)開館
  • 1971年 宮崎県総合博物館が開館(考古・歴史・民俗・自然・美術の各部門)[4]
  • 1995年 宮崎県立美術館開館(美術部門が独立)
  • 1996年 宮崎県総合博物館に付属していた宮崎県埋蔵文化財センターが分離独立
  • 2003年 宮崎県総合博物館に付属していた西都原資料館が閉館
  • 2010年 副館長の斉藤政美が県内でビャクブ科ナベワリ属の新種を2種発見し、「コバナナベワリ」、「ヒュウガナベワリ」と名付け、標本と写真を展示する特別展を行う[5]
  • 2017年 累計入館者300万人突破

展示内容[編集]

歴史・民俗・自然科学の総合博物館として、宮崎県内の資料を展示する。

施設[編集]

芝生広場
1階
  • エントランスホール
  • みんなの情報室
  • 自然史展示室

常設展示は、「宮崎の森」「宮崎の水辺」「宮崎の大地」「宮崎の生物」「ふるさとの自然」5つ。可能な限り宮崎県の実物資料で構築し、ジオラマやレプリカ、模型等を使い、生き物の生態を肌で実感できる様に工夫してある[8]

  • 収蔵庫
2階
  • 歴史展示室

常設展示は、「日向のあけぼのに生きる」「古代から近代を生きる」「発展しつづける宮崎」の3つ。旧石器時代から現代にいたる流れを、生活史を中心に展示[9]

  • 民俗展示室

常設展示は「山にくらす」「里にくらす」「海にくらす」「いのりとまつり」の4つ。実物資料を中心に、原寸大模型や映像を多用し、実体験できる様に工夫してある[10]

  • 特別展示室
  • 研修室
分館

宮崎県内各地にあった特色のある4棟の民家を1972年から1978年にかけて移築復元して展示している。

建築概要[編集]

  • 設計 - 坂倉準三
  • 構造 - 鉄筋コンクリート2階建
  • 建築面積 - 4,122.29m2
  • 延床面積 - 7,366.74m2

利用情報[編集]

  • 開館時間: 9:00〜17:00※入館は閉館30分前まで
  • 休館日:火曜日、国民の祝日の翌日(土曜日、日曜日、又は休日にあたるときを除く)、年末・年始、特別整理期間、燻蒸期間[11]
  • 入場料:常設展は無料(特別展は入場料が必要)[11]

入場者数[編集]

  • 2009年 167,467人
  • 2010年 106,663人
  • 2011年 116,760人
  • 2012年 107,753人
  • 2013年 131,182人
  • 2014年 107,468人
  • 2015年 130,562人
  • 2016年 107,720人
  • 2017年 110,972人
  • 2018年 135,134人

[12]

交通[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 宮崎県総合博物館【みやはく】 どんなところ? 総合博物館本館 民家園”. www.miyazaki-archive.jp. 2020年1月26日閲覧。
  2. ^ 宮崎県総合博物館 [建築パース.com]”. 建築パース.com. 2020年1月26日閲覧。
  3. ^ 宮崎県総合博物館 総合博物館の歴史 県立博物館開館”. www.miyazaki-archive.jp. 2020年1月26日閲覧。
  4. ^ 宮崎県総合博物館/編『宮崎県総合博物館年報No.47(平成29年度)』宮崎県総合博物館、2018年、2ページ
  5. ^ Office, Internet Museum. “インターネットミュージアム”. インターネットミュージアム. 2020年1月26日閲覧。
  6. ^ 宮崎市で発見、恐竜の卵? 650万年前の海底で球状形成”. 宮崎日日新聞社 Miyanichi e-press. 2020年1月26日閲覧。
  7. ^ まるで恐竜の卵? 丸くてでっかい岩が話題 宮崎:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年1月26日閲覧。
  8. ^ 宮崎県総合博物館/編『宮崎県総合博物館年報No.46(平成28年度)』宮崎県総合博物館、2017年、26ページ
  9. ^ 宮崎県総合博物館/編『宮崎県総合博物館年報No.46(平成28年度)』宮崎県総合博物館、2017年、27ページ
  10. ^ 宮崎県総合博物館/編『宮崎県総合博物館年報No.46(平成28年度)』宮崎県総合博物館、2017年、28ページ
  11. ^ a b c 宮崎県総合博物館【みやはく】ご利用あんない”. 宮崎県総合博物館. 2020年2月2日閲覧。
  12. ^ 宮崎県総合博物館/編『宮崎県総合博物館年報 No.48(平成30年度)』宮崎県総合博物館、2019年、38ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]