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宝珠院 (南房総市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金剛山宝珠院
所在地 千葉県南房総市府中687番地
位置 北緯35度0分50.6秒 東経139度53分20秒 / 北緯35.014056度 東経139.88889度 / 35.014056; 139.88889
山号 金剛山
院号 宝珠院
寺号:神明坊神護寺
宗旨 新義真言宗
宗派 真言宗智山派
寺格 安房国真言宗触頭、安房国真言宗檀林
本尊 地蔵菩薩
十一面観世音菩薩(札所本尊)
創建年 1404年(応永11年)
開山 宥伝宥海僧都
正式名 金剛山神明坊神護寺寶珠院
別称 実乗院
札所等 安房国札三十四観音霊場第二十三番札所
法人番号 1040005015278 ウィキデータを編集
祇園社(南房総市府中273番地の八坂神社
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宝珠院(ほうじゅいん)は、千葉県南房総市府中にある、真言宗智山派の寺院。山号は金剛山。寺号は神護寺。本尊は地蔵菩薩

御詠歌:あま寺へ 参るわがみもたのもしや はなのお寺を見るにつけても

概要

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寺伝によると、1404年(応永11年)宥伝の父が仏教に帰依して、私財を投じて寺院を創り、宥海を開山導師として招き、実乗院と称したのが始まりという。その後、宝珠院と改めた。

里見氏から寺領275石余、徳川氏から203石余の寺領が安堵された。江戸時代、安房国真言宗寺院の触頭として284箇寺を支配していた。また、安房国で唯一、真言宗の学問所(檀林)が置かれていた。当時、林光院・徳蔵院・西光院・本覚院塔頭が4院あった。 西光院の本尊として安置されていた、十一面観世音菩薩が残る。

1894年(明治27年)醍醐寺報恩院の末寺であったが、現在は智積院の末寺である。1923年(大正12年)関東大震災により、山内諸堂が倒壊し多くの寺宝を失ったが、現在は県指定の文化財3点、市指定の文化財12点を所蔵している。

千葉県指定文化財

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  • 木造十一面観音立像
  • 繍字法華経陀羅尼品
  • 絹本著色両界曼荼羅図

南房総市指定文化財

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  • 曼荼羅他
  • 木造不動明王坐像
  • 二十五菩薩来迎図
  • 薬師三尊十二神将像
  • 渡唐天神画像
  • 花鳥画
  • 絹本著色曼荼羅図(胎蔵界)
  • 阿字観図
  • 不動明王二童子像
  • 大壇具
  • 府中宝珠院の大椿

交通アクセス

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関連項目

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隣の札所

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安房国札三十四観音霊場
22 勧修院 -- 23 宝珠院 -- 24 延命寺

外部リンク

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脚注

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