太田山神社

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太田山神社

太田山神社入り口
所在地 北海道久遠郡せたな町大成区太田17番地(太田神社)
位置 北緯42度16分3.33秒 東経139度46分52.51秒 / 北緯42.2675917度 東経139.7812528度 / 42.2675917; 139.7812528
(太田神社)
主祭神 猿田彦大神
社格 村社(太田神社)
創建 伝・嘉吉年間(1441年 - 1443年)
別名 太田神社、太田の神社
例祭 6月28日
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太田山神社(おおたさんじんじゃ)とは、北海道久遠郡せたな町にある神社である。北海道本土で最も西に位置する神社であり、また道南五大霊場の一つであるとされている。地元では太田神社または太田の神社とも呼ばれ、猿田彦大神を祀る。旧社格は村社(太田神社)。

歴史

  • 嘉吉年間(1441-1443年)に創立されたと伝えられている。
  • 享徳三年(1454年)に松前藩祖、武田信広らが太田に上陸した際に太田大権現の尊号を賜わり、以来、航海の安全と霊神の加護として信仰されている。
  • 寛文年間(1660年代)美濃国円空がこの地を訪れ修行をし、多くの仏像を彫ったと伝えられている。
  • 安永七年(1778年)木喰が多くの仏像を作る。
  • 寛政元年(1789年)菅江真澄が太田山に登り記録を残す。
  • 宝永元年(1704年)正光空念が納経する。
  • 明治四年(1871年)に神仏分離令から、太田山山麓に大日堂を建立して神社に奉納されていた大日如来などの仏像を移した。
  • 大正十一年(1922年)山ごと火災になり、本殿、仏像が焼失。本殿が再建されると共に女人堂を新築する。

立地

当神社は太田山の中腹にあり、社殿までの道程は急勾配の階段を始め、両側に設置されたロープを使わなければ登れない、降りられないほどの山道である。

北海道道740号北檜山大成線沿いに最初の鳥居が建っているが、そこからは平均45度の斜度を持つ急峻で長い石段が現れる。それを過ぎると草木の生い茂る獣道にも似た山道や足場が続く。付近一帯はヒグマ、ブヨ・・ハチやマムシに遭うことがあり注意・対策が必要である。途中には仏像が置かれた大石や女人堂があり、山道の最後に高さ7mはある北尋坊の崖がある。そこに設置された鉄輪とロープを使って登ったところに太田山神社の本殿が建っている。

アクセス

ギャラリー

外部リンク

関連項目