大隅清治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

大隅 清治(おおすみ せいじ、1930年7月12日[1] - )は、日本の水産動物研究者・評論家。特に鯨類の権威。農学博士。

略歴[編集]

群馬県出身。東京大学農学部卒業[1]1964年、東京大学 農学博士 「A study on age determination of the fin whale(ナガスクジラの年令査定法に関する研究) 」。[2] 日本鯨類研究所・水産庁などで鯨の研究に従事。水産庁遠洋水産研究所長・日本鯨類研究所専務理事・日本鯨類研究所理事長・日本鯨類研究所顧問などの要職を歴任した。また、捕鯨推進派の立場から、現在の捕鯨禁止状態の異常さを説き、早期の商業捕鯨再開を主張している。

大隅は田村力とともに37種の鯨の基礎資源量に基づいて、世界中の鯨類が食す餌(魚、オキアミなどの甲殻類、イカなどの軟体動物を包括する)の消費量は2.8~5億トンと推定した[3]

妻は電子顕微鏡学者の大隅正子、娘は神経科学者大隅典子

著作『クジラの飲み水』は、中学一年の国語の教科書に採用された[4]

著書[編集]

  • 「クジラは昔 陸を歩いていた」
  • 「クジラ 海を泳ぐ頭脳」
  • 「くじら―海の哺乳類」
  • 「鯨物語」(1999)朝日新聞科学欄に連載
  • 「クジラと日本人」
  • 「海と川の狩人たち」(共著)
  • 「世界の海洋における鯨類の食物消費量」

論文[編集]

賞詞[編集]

[編集]

  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.398
  2. ^ 博士論文書誌データベース
  3. ^ 「Competition for food in the ocean: Man and other apical predators」[1](「世界の海洋における鯨類の食物消費量」)捕鯨問題#自然保護問題としてのクジラの当該項とクジラ#鯨が食す餌の消費量も参照。
  4. ^ 平成14年度版『現代の国語』1 - 教科書クロニクル 三省堂「ことばと学びの宇宙」, 2015-8-5閲覧