大野市営バス
大野市営バス(おおのしえいバス)は、福井県大野市が運営する自治体バス。市が所有する自家用バス(白ナンバー)を使用し、運行は大野観光自動車といずみタクシーに委託している。
また本項では、大野市が京福バスと大野観光自動車に運行を委託し、委託先事業者が保有する事業用自動車(緑ナンバー)を使用する大野市コミュニティバス「越前おおのまちなか循環バス(ゆう・ゆうバス)」についても併せて記述する。
概要
1970年代に入ると、旅行ブームが広がりを見せ、白山の麓にある温泉鳩ヶ湯も人気を集めたが、当時道路状況が悪かったため、大野市が大野三番から越前大野駅を経由して市営バス鳩ヶ湯線の自主運行を開始した。さらに、1987年(昭和62年)1月31日付で国鉄バス大野線が廃止されたため、大野市は従来の自主運行から京福電鉄に委託する貸切代替バスとして大野線の代替運行を開始、後に大野市に合併される旧和泉村も和泉村営バスとして大野線の代替運行を開始した。2000年代に入り、大野市と和泉村の合併すると、上記の路線を大野市営バスに移管し、2009年(平成21年)10月1日より、市営バスと乗合タクシーを運行している。また、同日より、1983年まで大野線の市内線系統が運行されていた大野市市街地周辺地域で「まちなか循環バス(ゆう・ゆうバス)」を運行している。
大野市営バス車庫は、福井県大野市朝日22-20に所在する。まちなか循環バス以外の路線の車庫で、九頭竜湖駅より東にすぐ。
運賃
- 前坂線と中竜線、まちなか循環バスは大人一律100円、子供・障がい者は50円、乳幼児は無料。
- 和泉線と道の駅線は大人最高800円、子供と障がい者は半額、乳幼児は無料。
現行路線
前坂線と中竜線は、一部時間帯を除いてデマンド運行。
道の駅線
- 越前大野駅 - 君ヶ代橋 - 道の駅越前おおの荒島の郷 - (勝原駅 - 鳩ヶ湯)
- 道の駅越前おおの荒島の郷の開業に伴い、2021年4月22日より運行を開始した[1]。
- ()の区間はフリー乗降制。
- 冬季(11月下旬〜4月中旬)は福井県道173号上小池勝原線が冬季通行止めになるため、道の駅越前おおの荒島の郷・鳩ヶ湯間で運休になる。
- 鳩ヶ湯行きの便は5月から11月の火曜・土曜・日曜・祝日のみ運行。
- 道の駅越前おおの荒島の郷行きは毎日運航。
- 大野観光自動車に運行委託している。
和泉線
- 越前大野駅 - 君ヶ代橋 - 道の駅越前おおの荒島の郷(下りのみ) - 勝原駅 - 九頭竜湖駅
- 2021年4月22日より、下りの一部便のみ道の駅越前おおの荒島の郷停留所の経由を開始する[1]。
- いずみタクシーに運行委託している。
中竜線
前坂線
- 診療所前 - 九頭竜湖駅 - 後野 - 和泉スキー場 - 家族旅行村
- 終点家族旅行村停留場から美濃白鳥駅方面に向かう白鳥交通石徹白線の石徹白停留所まで岐阜県道・福井県道127号白山中居神社朝日線を経由して徒歩2時間で乗換可能[2]。
- 全区間フリー乗降制。
- 11月21日から4月19日までの日曜・祝日・正月三が日は運休。
- いずみタクシーに運行委託している。
まちなか循環バス(ゆう・ゆうバス)
赤バス
青バス
- 越前大野駅 - 大野市役所結とぴあ - 結ステーション - 大野高校前 - 篠座神社参道口 - 明治公園 - 美川町 - 越前大野駅
- 上記のルートを北ルート、南ルートで運行している。
- 大野観光自動車に運行を委託している。
観光周遊バス 勝山・大野ライン
廃止路線
白山線
- 越前大野駅 - 勝原駅 - 鳩ヶ湯
- 路線廃止まで、冬季(11月下旬〜4月中旬)は福井県道173号上小池勝原線が冬季通行止めになるため全線で運休になっていた。
- 白山線は大野観光自動車に運行を委託していた。2021年に道の駅線が開設されたのに伴い、路線廃止[5]。
- 大野市営バスの最初の運行路線であった。
乗合タクシー
利用時には全路線で電話予約が必要。ただし、小山・木本堀兼線の一部便は予約不要。日曜日と祝日、年末年始は運休。
- 大矢戸・乾側線
- 森目・阪谷線
- 友兼・蕨生線
- 小山・木本堀兼線
- 当路線のみ、一部便は電話予約不要。ただし、予約不要便は平日(上庄小学校の休校期間を除く)のみ運行。[6]
他交通機関との接続
まちなか循環バス及び市営バス和泉線・道の駅線は越前大野駅周辺の一部のバス停で、福井駅・勝山駅方面の京福バスの路線バスに乗換ができる。
脚注
関連項目
外部リンク
- 公共交通 バス - 大野市
- まちなか循環バス 運行経路図 - 大野市
- 大野市営バス路線一覧 - wayback machine