大徳寺 (白岡市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大徳寺
所在地 埼玉県白岡市上野田170
位置 北緯36度00分48.8秒 東経139度41分34.7秒 / 北緯36.013556度 東経139.692972度 / 36.013556; 139.692972座標: 北緯36度00分48.8秒 東経139度41分34.7秒 / 北緯36.013556度 東経139.692972度 / 36.013556; 139.692972
山号 金界山
宗派 曹洞宗
本尊 不動明王
創建年 延暦年間(782年 - 806年
開山 徳佑
中興年 文明2年(1470年
中興 吉田将監
法人番号 4030005004436 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

大徳寺(だいとくじ)は、埼玉県白岡市にある曹洞宗寺院

歴史[編集]

延暦年間(782年 - 806年)、徳佑によって開山された。徳佑は徳一の弟子で、徳一の関東巡錫の折、当地で大日如来像を安置する堂宇を建てたのが当寺の起源である[1]

小手指原の戦いを戦った脇屋義助(義貞の弟)が当寺にて休憩を取っている。義助が出発した後、鎌倉幕府軍が当寺に火を付けて伽藍を焼失させた。その際、当時の本尊だった大日如来像の頭と手だけを何とか救出、に投げ込んだことで全焼を免れた。その後、修復して現在は大日堂に納められている[2][3]

1470年文明2年)、地元の「吉田将監」という人物により中興された。その際に、真言宗から曹洞宗に転宗している[1]

文化財[編集]

  • 木造大日如来坐像(白岡市指定文化財 昭和56年11月1日指定)[4]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 渡辺良夫 著『古利根の寺々(さきたま双書)』さきたま出版会、1995年、122-123p
  2. ^ 秋葉一男 編『埼玉ふるさと散歩(日光道・古利根流域編)』さきたま出版会、2001年、196-197p
  3. ^ 大徳寺白岡市観光協会
  4. ^ 木造大日如来坐像白岡市

参考文献[編集]

  • 渡辺良夫 著『古利根の寺々(さきたま双書)』さきたま出版会、1995年
  • 秋葉一男 編『埼玉ふるさと散歩(日光道・古利根流域編)』さきたま出版会、2001年