大いなる自由

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大いなる自由
著者 ジュリアン・グラック
発行日 1946
ジャンル 散文詩
形態 著作物
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大いなる自由』(おおいなるじゆう、Liberté grande)は、1947年に出版されたジュリアン・グラック散文詩集

その後、1951年、1958年、1969年に3回の増補が行われた。

概要[編集]

収録の散文詩のうち、大半は『陰鬱な美青年』と『シルトの岸辺』の間、すなわち1941年11月から1942年6月に書かれた。残りは1947年前後に書かれている。

ランボーの散文詩「街」"Ville"の一節がエピグラフに掲げられ、それに対応するように、「都市計画に活を入れるために」といった都市や郊外を主題とする詩が多く集められている。

日本では、詩人の天沢退二郎による初訳が1964年に、新版が1987年に出版された(ともに思潮社)。

出典[編集]

  • 永井敦子「ジュリアン・グラックの散文詩における指示詞について」(1986)、Les Lettres françaises、上智大学