国民文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

国民文庫(こくみんぶんこ)は、大月書店から発行されている日本語による文庫本叢書である。

概要[編集]

1950年代なかば、マルクス・レーニン主義の文献を容易に読めるようにするという目的から、『マルクス=エンゲルス選集』および『スターリン全集』を刊行していた大月書店、『レーニン選集』を刊行していた社会書房、毛沢東などの中国共産党関係書を刊行していた三一書房が、それぞれの著作を担当して「国民文庫社」の名称で共同刊行をはじめたが、大月書店が『レーニン全集』の刊行をはじめた事と、三一書房の撤退により、大月書店の単独刊行となった。

大月書店は、『マルクス=エンゲルス全集』『レーニン全集』『スターリン全集』を刊行していたので、その内容の文庫本という性格をもつこととなり、長く科学的社会主義の文献の学習のテキストとして用いられた。

その後、1970年代からは、「現代の教養」版を刊行し、各種の自然科学社会科学の文献、教育論の本を刊行した。この中では、百ます計算を主唱した岸本裕史『見える学力、見えない学力』が評判になった。

形式[編集]

  • 0番台 - マルクス・エンゲルスの著作
  • 100番台 - レーニンの著作
  • 200番台 - スターリンの著作
  • 300番台 - 毛沢東など中国の著作
  • 400番台 - ヨーロッパの共産党関係の著作
  • 700番台 - ソビエト大百科の項目
  • 800番台 - 「現代の教養」版・教育書

関連項目[編集]