吉住小貴三郎

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吉住 小貴三郎(よしずみ こきさぶろう、1941年7月12日 - )は、長唄の唄方。本名:吉住 長三

来歴[編集]

5代目吉住小三郎の三男として生まれる。幼少期から長唄の稽古を積んでいたものの、日本大学芸術学部写真学科に進学し、金丸重嶺に指導を受ける。写真家の篠山紀信は一級上の先輩。

カメラマンとしての進路も決まっていたが、家族の意向で長唄唄方としての道を歩み、長男の小三治郎、次男の花垣嘉秀、三男の小貴三郎と3兄弟揃って1960年代以降からの吉住流・研精会を支える。

のち、早稲田大学のサークル・長唄研究会にて、指導をしてきた吉住小健次に代わって長唄の指導を務めた。

2020年には重要無形文化財に長唄唄方として総合認定。