南方諸島
南方諸島(なんぽうしょとう)は、小笠原群島などからなる、日本列島の南方に延びる諸島。ときおり南西諸島に対比させられる。なお、「南方諸島」という語は、日本の南方諸島だけでなく、ある地域から見て南方の諸島を指す語でもある。
その正確な範囲は一定しないが、「南方諸島及びその他の諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」(小笠原返還協定)、「南方連絡事務局設置法」、「小笠原諸島振興開発特別措置法」などの諸法規では、小笠原群島・西之島・火山列島としている。これらは、小笠原諸島のうち離れた位置にある南鳥島・沖ノ鳥島を除いた島々である。ただしこの2島も、「南方諸島及びその他の諸島」という表現で一括して扱われてる。
日本水路協会では、南方諸島を伊豆諸島・小笠原諸島としている。この場合、東京諸島と同義である。
- 広義の南方諸島(東京諸島)
- 伊豆諸島
- 小笠原諸島
- 狭義の南方諸島
- 小笠原群島
- 西之島
- 火山列島
- 南鳥島
- 沖ノ鳥島
- 狭義の南方諸島
南方諸島のさらに南方500 kmには、アメリカ領のマリアナ諸島がある。火山列島の中心にある硫黄島は、東京から南に約1000 km、グアムから北に約1100 kmの所にあり、東京とサイパンとの間のほぼ中間点にあたる。