冷房病
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冷房病(れいぼうびょう)という病名は存在しない(正式な病名ではない)。冷房が強く効いたエリアに長時間いた後、外気温にさらされることを繰り返したときに起こる体調不良といわれているが、実際には冷房との関連ははっきりしないことが多い。日本独自の概念であり世界では通用しない。
自律神経の働きが不安定な乳幼児や老人、薄着で冷房の強いオフィスにいることが多い女性労働者に多く見られる 。
原因[編集]
人間の体温調節をつかさどる自律神経は、5°C以上の急激な気温変化に対処できないため、それが繰り返されると、体温を下げる交感神経と体温を上げる副交感神経のバランスに異常をきたし、自律神経失調症類似の症状となる。
なお、冬場の暖房でも同様の温度差があるが、厚着により体温調節機能が補われるため、冷房病のような症状をきたすことはほとんどない。
症状[編集]
体の冷え、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛、神経痛、腰痛、腹痛、食欲不振、便秘、下痢、頻尿、不眠、鼻炎、月経不順など。