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円唇後舌め広めの狭母音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
円唇後舌広め狭母音から転送)
母音
前舌 前舌め 中舌 後舌め 後舌
i • y
ɨ • ʉ
ɯ • u
ɪ • ʏ
ɪ̈ • ʊ̈
ɯ̽ • ʊ
e • ø
ɘ • ɵ
ɤ • o
 • ø̞
ə • ɵ̞
ɤ̞ • 
ɛ • œ
ɜ • ɞ
ʌ • ɔ
æ • 
ɐ • ɞ̞
a • ɶ
ɑ • ɒ
広めの狭
半狭
中央
半広
狭めの広
記号が二つ並んでいるものは、左が非円唇、右が円唇
国際音声記号 - 母音
円唇後舌め広めの狭母音
ʊ
IPA 番号 321
IPA 表記 [ʊ]
IPA 画像
Unicode U+028A
文字参照 ʊ
JIS X 0213 1-11-21
X-SAMPA U
Kirshenbaum U
音声サンプル

円唇後舌め広めの狭母音(えんしん・あとじため・ひろめのせまぼいん)は母音の類型の一つ。準狭準後舌円唇母音(じゅんせま・じゅんあとじた・えんしんぼいん)ともいう。国際音声記号[ʊ] で表記される[1]

円唇母音で、狭母音に近く、後舌よりに位置する言語音を記述するために設けられた。対応する非円唇母音 [2]には国際音声記号が設けられていない。

また、(広めでない)狭母音 [u]緊張音(音声器官の筋肉の緊張を伴う音)とし、記号 [ʊ] を弛緩音(緊張を伴わない音)として使うことがある。例:クメール語では [o] に対応する弛喉母音。cʊmriˑəp̚ suˑo こんにちは

記号の形はギリシャ文字オメガの大文字 Ω の逆さに由来する。

言語

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脚注

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  1. ^ 似た記号にかつて電気伝導率の単位記号として使われたモー(℧)があるが、符号位置も用途も異なる。
  2. ^ 非円唇後舌め広めの挟母音の事である