佛現寺

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佛現寺(ぶつげんじ)は、静岡県伊東市物見が丘2-30にある日蓮宗の本山(霊跡寺院)。山号は海光山。

歴史[編集]

 地頭伊東祐光の病を治したことから帰依。当地伊東家毘沙門堂に居住。祐光は海中出現の釈迦立像を献上。

  • 江戸時代まで当地は惣堂と呼ばれ近隣の日蓮宗八ケ寺により輪番で護持される。
  • 明治になり輪番を離れ海光山佛現寺として独立し日蓮宗44ヶ本山に列する。
  • 明治8年の火災、大正12年の関東大震災で荒廃するが逐次復興して現在に至る。
  • 昭和26年、霊跡寺院に指定される。
  • 日蓮聖人は当地で『四恩抄』『教機時国抄』等を著された。

現況 山門が徳川末期の建造。祖師堂、毘沙門堂等は昭和26年建立。

現住は10世板垣日祐貫首。境師玉澤法縁(清和会)。

旧末寺[編集]

日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

  • 妙法山蓮教寺(福岡県筑紫郡那珂川町道善)

その他[編集]

「天狗の詫び状」と言われる判読不能の巻物がある。 万治元年(1658年)の頃、天城山中の柏峠に天狗が出没し、往来の旅人を悩ませていた。豪力無双できこえた時の佛現寺住職日安上人は天狗を懲らしめるため単身柏峠に赴き、天狗の鼻を両手でつかんで捻りあげれば、天狗はたまらず一巻の巻物を置いて以後その姿を現すことはなかったという。そこで、天狗の書いて残した詫び状であろうということになり、佛現寺の什宝として今日まで伝えられることとなった。 178行、2900余字の難解不読の詫び状は現在まで一字たりとも解読されておらず、神代文字説や霊界文字説、はたまた密教教典説まで飛び出し興味は尽きない。

「天狗の髭」 佛現寺ゆかりの人物が所蔵していたが、天狗の祟りを恐れて「天狗の詫び状」のある佛現寺に寄進されたもの。 この髭には「オン・アビラ・ウンケン・ソワカ」との呪文が記された書き付けが伴せて伝えられている。 この呪文は「髭占い」の呪文で、天狗の髭を前にこれを3回唱え、髭の根本が動けば凶、先が動けば吉であるという。 なお一般公開はされていない。

交通アクセス[編集]

  • JR伊東線伊東駅より徒歩25分。
  • 伊東駅よりバス利用→ 川奈、伊豆高原方面。大原町バス停もしくは市役所経由の場合伊東市役所下車。
  • 伊東駅よりタクシー利用→ 2〜3メーター程度。