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佐々木公一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東京都府中市フォーリス前、福島支援 on song にて

佐々木 公一(ささき こういち、1947年 - )は、香川県出身の日本の難病患者。NPO法人「わの会」理事長。

経歴

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高松第一高等学校中央大学法学部卒業。株式会社ベースボール・マガジン社を経て、全国建設労働組合総連合(全建総連)・東京土建一般労働組合で専従職員として勤務。

1998年、東京土建を退職。2009年、62歳で東海大学大学院修士課程修了(保健福祉学専攻)[1]

ALS発症と活動

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1996年春頃、右手の握力低下に気づく。6月か7月頃には、右足の動きにも異常を覚える。同年11月、東京都立神経病院筋萎縮性側索硬化症 (ALS) との告知を受ける。なお同年3月に、阪神・淡路大震災ボランティアに参加している。

1997年(発症二年目)、ALS患者の交流組織「希望の会」、「府中地域福祉を考える・わの会」を結成。

1999年、気管切開手術(喉頭摘出)。声を失う。2000年、呼吸器装着。在宅療養を開始。

2002年4月、「府中地域福祉を考える・わの会」を「府中自立支援ネットワークわの会」に名称変更。2003年7月、NPO法人格取得。「わの会」と名称を変更。

2007年2月、東海大大学院健康科学研究科を受験し合格。「難病の59歳、大学院に合格 目線で文字盤を指し受験」と共同通信が報じる。

2009年秋、東海大大学院健康科学研究科、保健福祉学専攻を修了。修士論文は、「ALS患者自身ができることを見出すきっかけと促進要因」。同大学院での学位授与式の後、健康科学研究科より「特別賞」を贈られる。 特別賞授与は、難病を抱えながら2年半に及ぶ大学院での研究を続け、修士論文を完成させたことを評価したもの。同研究科教授会の賛同により、初めて同賞を設けた(東海大ニュース)。

2011年8月、「福島応援 on song・私たちはたたかう」活動開始。震災発生の2011年3月11日午後2時45分にちなみ、毎月11日の午後2時から3時まで、主としてフォーリス府中前で、歌声とともに福島応援の意志を被災地に伝える。

出版物・著作など

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  • 2005年5月 『やさしさの連鎖――難病ALSと生きる』ひとなる書房
  • 2005年11月 『生きる力』岩波ブックレット

テレビ出演など

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脚注

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外部リンク

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