五色豆

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五色豆(ごしきまめ)は糖衣のいり豆に5色の色を付けたもので、京都銘菓

概要[編集]

豆をいり、五彩色の砂糖の衣をかけたもので、色彩はおもにである。白は、青は、赤は、黄は、黒はを表し、合わせて大地を象徴しているとされる[1]

商品の形状としては、上部が透明な箱に入れられ、5色の状態が見えるようにされたものが多い。

明治20年(1887年)、京都の和菓子屋「豆政」の初代・角田政吉が、白色しかなかったえんどう豆に青・赤・黄・黒(ニッキの褐色)の四色を加えた「五色砂糖掛豆」(現在の夷川五色豆)を考案。宮中の五彩色を表現したこの商品は縁起物として人気を博し京都の銘菓となった[2]

脚注[編集]

  1. ^ 井上由理子『老舗の味におこしやす 京都の和菓子』学習研究社、2004年4月6日、21頁。 
  2. ^ 歴史とこだわり - 豆政

関連項目[編集]

  • 観光バス - 手配の関係で複数の会社が同じ団体の客を運ぶ場合を関西で五色豆状態であると言う。

八つ刻

外部リンク[編集]