干菓子
干菓子(ひがし)または乾菓子(ひがし)は、水分の少ない乾燥した和菓子の総称。
生菓子の対。
概要[編集]
定義に従えば、落雁や雲平、有平糖、煎餅、八ツ橋などが含まれる(下に主なものを列挙)。 ただし一般的には、干菓子という用語から煎餅や八ツ橋などが想起されることは少ない。落雁や和三盆など、粉状の材料(砂糖や麦粉など)を成型して作る和菓子を総称することもある。
水分20パーセント以下の菓子を指す。
最中や州浜、石衣などは水分30 - 35パーセントであり「半生菓子」として区別する。
供物や茶の湯、冠婚葬祭用として発達し、打物菓子や雲平細工、有平細工など、さまざまな技巧が施されるようになった。普段は懐中に入れ、口寂しい時に食べる菓子としても親しまれてきた。