久保田耕平

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久保田 耕平(くぼた こうへい、1979年 - )は、日本の実業家浮月楼(株式会社浮月)代表取締役社長[1][2]

人物・経歴[編集]

浮月楼

1979年、静岡市で老舗料亭「浮月楼」の家に久保田学の息子として生まれる[1][2]

2002年3月、立教大学観光学部観光学科を卒業後、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアなど、約20カ国を巡り、見識を深める。東京・築地での就業後、2008年、「浮月楼」へ入社[1]

2018年、専務取締役に就任。2021年4月、叔父・久保田隆より社長職を引き継ぐ[2]。浮月楼は、江戸幕府第十五代将軍徳川慶喜が1869年(明治2年)から20年以上も暮らした屋敷跡地にある。同時に、渋沢栄一が日本初の株式会社「商法会所」を設立した場所であり、初代内閣総理大臣である伊藤博文が静岡に来た際に、園遊会が催されるなど多くの名士が愛した由緒ある地である[3]

老舗の経営者として、日本文化への造詣の深さを活かし、婚礼に加えて、能楽師華道家茶道家陶芸家といった文化人たちのパフォーマンスイベントなど、宴の場づくりを多く提案している[1]

脚注[編集]