ヴァイオリン協奏曲第3番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216(ヴァイオリンきょうそうきょくだい3ばんトちょうちょう ケッヘル216)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した3番目のヴァイオリン協奏曲

概要[編集]

1775年の9月12日にザルツブルクで作曲された。5曲あるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の中で、いわば最初の成功作といえる。第1楽章の第1主題はモーツァルトが数か月前に書き上げたオペラ「牧人の王」K.208の第3曲のアリアの前奏部分から転用されたという。

前作の第2番を作曲してから3か月しか経っていないのにもかかわらず、その間に技術的にも内容的にも飛躍的な進歩を見せており、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の特色が遺憾なく発揮され、充実した作品でもある。

第2楽章の情緒豊かな旋律とともにレオポルト・アウアーは「驚嘆すべきアダージョ」と称賛している。

楽器編成[編集]

ヴァイオリン独奏、フルート2(第2楽章のみ)、オーボエ2(第2楽章を除く)、ホルン2、弦五部

構成[編集]

3楽章からなり、演奏時間は約26分である。

  • 第1楽章 アレグロ - ト長調 4分の4拍子
    協奏曲風ソナタ形式。9分ー10分
  • 第2楽章 アダージョ - ニ長調 4分の4拍子
    ソナタ形式。8分ー9分
  • 第3楽章 ロンドー - アレグロ ト長調 8分の3拍子
    ロンド形式。6分-7分