ローンカード

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ローンカードとは、貸金業者消費者金融を除く)が発行するローン(貸付け)専用のカードである。但し、この名称を銀行や協同組織金融機関と同様に「カードローン」としているものもある。

概要[編集]

クレジットカードの発行や信用購入あつせんを主とするものなどが発行している。これらが発行するクレジットカードと同様の審査を行っているが、ショッピングに利用する事は出来ない(一部を除く)。

消費者金融に抵抗のある者を対象の一つとしている。また、他社からの借換えや一本化などの用途に利用しても構わない等の柔軟性もある(この用途に関しては「おまとめローン」の項目も参照)。

用途は原則として自由であるが、事業資金として利用する事は出来ない(事業資金として利用する事が出来る個人事業主向けのローンカードを別に設けているものもある)。

しくみ[編集]

ここでは、個人向けの一般的なローンカードについて記述する。

所定の限度額の範囲で借り入れる事が出来、返済はリボルビング払によるものが多い。完済(借入残高が0円)となるまで、毎月の約定返済日に口座自動振替やATMでミニマムペイメント(最低支払額)を支払う形となる。

利息(実質年利率)は借入残高に対して日割計算で毎日発生するものが多く、借入額が高額で返済が長期に亙る場合は利息の影響で元金(借入残高)が減り難い。ATMや振込によって都度返済する事も出来る。

消費者金融が発行するカードとの違い[編集]

ローンカードは買い物やレジャー資金などの纏まった用途に利用されるのを想定しているのに対し、消費者金融が発行するカードは短期の生活資金などに利用されるのを想定している。

また、ローンカードは、一定の収入のある者(会社員公務員自営業・自由業など)に発行される傾向があるため、フリーターなど雇用が不安定な者にも発行される傾向にある消費者金融が発行するカードとは区別される事もある。

最近の傾向[編集]

2006年度に入ってから、グレーゾーン金利撤廃問題がクローズアップされ、特にグレーゾーン金利の範囲で貸し付けているもので、利息制限法の上限金利まで引き下げた場合、ほとんどが減収となることが予想されている。

既存のグレーゾーン金利で貸出を行うのは一定の貸倒リスクを織り込むことと関係している点から、各社から新型のローンカードが続々登場している。これは与信の厳正・適格化を行い、契約者(借り手)の職業や年収などを点数化し、信用度が高く貸倒リスクが低い人には利息制限法に収まる貸出金利(年7%台~)で200~300万円の融資枠で発行する一方、信用度が劣る人には10万円~100万円程度の融資枠で契約・発行するものである。

利用するときの注意点[編集]

  • 消費者金融が発行するカードと同様に、使いすぎ・借りすぎに注意をして無理のない返済計画を立てて利用すること。支払いが生活を圧迫する場合、弁護士等に相談して債務整理を選択すると、任意整理(将来利息を付けず通常は3~5年くらいまでで借入額を分割返済する)か、個人再生自己破産によって債務を圧縮することになる。
  • 消費者金融は遅延損害金による収入を目当てに、数日の遅延なら見逃す会社が多々あるが、ローンカードの場合は、1日の遅延でも新規貸出を停止にし、債権回収される(契約書面に記載)ケースもあるため、返済日には充分な時間・金銭的余裕を持つこと(銀行口座からの自動引落の場合には、口座の残高に注意のこと)。

主なローンカード[編集]

主なローンカードは、次表の通りである(新規の申込を受け付けているものに限る)。但し、事業資金として利用する事が出来る個人事業主向けのものを除く。

名称 ローンカードの名称 備考
三井住友カード エブリカード (※1)
ゴールドローン (※2)
三菱UFJニコス ローンカード
ジェーシービー JCB firstloan+
セディナ CF VIP ローンカード
eカードα
For Life
For Life DX
オリエントコーポレーション CREST
ジャックス ビアージュカード
ゴールドビアージュカード
楽天カード 楽天 VIP Loan Card
クレディセゾン MONEY CARD
MONEY CARD GOLD
イオンクレジットサービス イオンバリューカード〈VIP〉
エムアイカード ローンエムアイカード
  • (※1) ショッピングを利用する事も出来る。
  • (※2) カードを発行しない「ゴールドローンカードレス」も存在する。但し、「ゴールドローン」の会員は申し込む事は出来ない。

関連項目[編集]