ロード・フィネス

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ロード・フィネス
2014年
基本情報
出生名 ロバート・ホール・ジュニア
生誕 (1970-02-19) 1970年2月19日(54歳)
出身地 Bronx, New York City, U.S.[1]
ジャンル ヒップホップ
活動期間 1989年 – 現在
レーベル Wild Pitch/EMI Records
Giant/Reprise/Warner Bros. Records
Penalty/Tommy Boy/Warner Bros. Records
共同作業者 Diamond D, Big L, Fat Joe, Chill Rob G, Showbiz & AG, Ice-T, D.I.T.C., O.C, Ak Skills, Rah Deluxe, Trends of Culture

ロード・フィネス英語: Lord Finesse1970年2月19日[2] - )は、アメリカ合衆国プロデューサーラッパー

本名はロバート・ホール・ジュニア(Robert Hall Jr.)。D.I.T.C.英語版のリーダーとして知られ、アバウト・ドットコム(現・ドットダッシュ・メレディス英語版)のヒップホップ・プロデューサー・トップ50のリストにおいて29位に位置している。

活動[編集]

1989年にDJマイク・スムースとともにワイルド・ピッチ・レコード英語版とサインした。1990年にDJマイク・スムースとデュオとして取り組み、DJプレミアダイアモンド・D英語版、ショウビズのプロデュースがフィーチャーされたデビュー・アルバム『ファンキー・テクニシャン英語版』を発表した[3]。その後、ショウビズ・アンド・A.G.英語版ダイアモンド・D英語版とともにD.I.T.C.英語版を結成した(のちに、ファット・ジョーO.C.英語版バックワイルド英語版ビッグ・L英語版が加わった)。1992年初頭、ソロとしてパーシー・P英語版とAGがゲストとして参加した『リターン・オフ・ザ・ファンキー・マン英語版』を発表した。このアルバムのタイトルトラックはホット・ラップ・シングル・チャートで13位となった。この曲にはフィネス自身がプロデュースした曲もいくつか収録されており、プロデューサーとしての活動の始まりとなった。1994年ノトーリアス・B.I.G.の『レディ・トゥ・ダイ』の収録曲『スーサイダル・ソウツ』のプロデュースに参加した。1995年にはビッグ・L英語版のデビュー・アルバム『ライフスタイルズ・オヴ・ダ・プア&デンジャラス英語版』の大部分のプロデュースを行ったほか、『ダ・グレイヴヤード』にも参加した。1996年、12インチのシングル『チェック・ザ・メソッド』でアーティストとして復帰し、アルバム『ザ・アウェイクニング』で高評価となった。このアルバムは全曲を自らプロデュースし、KRS・ワンMC・ライト英語版アキニェリ英語版ダイアモンド・D英語版ショウビズ・アンド・A.G.英語版O.C.英語版キッド・カプリなど多数のアーティストがゲストとして参加した。サーダートX英語版ラージ・プロフェッサー英語版グランド・プバ英語版をフィーチャーしたシングル『アクチュアル・ファクツ』は、隠しトラックとして収録された。以後はプロデュース活動に注力し、1997年にはO.C.の『ジュエルズ』のタイトル・トラックとカポンアンドノリエガ英語版の『ザ・ウォー・レポート英語版』の収録曲『チャンネル・10』をプロデュースした。1999年にはミックステープ『ディギン・オン・ブルー』をリリースした。その後ドクター・ドレーのアルバム『2001』の収録曲『ザ・メッセージ』をプロデュースした。1998年、ファットボーイ・スリムのアルバム『ユーヴ・カム・ア・ロング・ウェイ、ベイビー英語版』内のシングル『ロッカフェラー・スカンク』のフックにボーカルサンプルを提供した。この曲ではビニール・ドッグスの『ビニール・ドッグス・ヴァイブ』という曲から引用したセリフがイントロの話し言葉として使用されている。2004年、ハンサム・ボーイ・モデリング・スクール英語版のアルバム『ホワイト・ピープル英語版』にゲストとして参加した。

2014年、ループトゥループ・ロッカーズ英語版のシングル『アナザー・ラブ・ソング』のリミックスをプロドゥースした。2020年7月には新しいリミックス・アルバム『』モータウン・ステート・オブ・マインド』をリリースした[4]

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

List of albums, with selected chart positions
Title Album details Peak chart positions
US R&B
Funky Technician (with DJ Mike Smooth)
  • Released: February 6, 1990
  • Format: CD, CS
93
Return of the Funky Man
  • Released: February 11, 1992
  • Format: CD, CS
95
The Awakening
  • Released: February 20, 1996
  • Format: CD, CS, LP
36

シングル[編集]

1989 - 1990
  • "Baby, You Nasty"/"Track the Movement", "Funky Technician"/"Bad Mutha", "Stricly for the Ladies"/"Back to Back Rhyming"
  • "Return of the Funky Man"/"Fuck Em", "Party Over Here"/"Save That Shit"
  • "Hip 2 Da Game"/"No Gimmicks", "Gameplan"/"Actual Facts"

脚注[編集]

  1. ^ Lord Finesse: GetSome Ep. 138 with Gary Owen”. YouTube. 2021年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  2. ^ Walt, Mr (2012年2月18日). “@LordFinesseDITC HAPPY BIRTHDAY SIR!”. archive.today. 2012年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月25日閲覧。
  3. ^ Kurutz, Steve. “Biography: Lord Finesse”. AllMusic. 2010年5月23日閲覧。
  4. ^ NEWSLord Finesse Remixes & Reimagines Classic Songs For New Album, 'Motown State Of Mind'”. udiscovermusic (2020年6月12日). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。