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リングテイル科

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リングテイル科
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : 有袋類 Marsupialia
大目 : オーストラリア有袋類 Australidelphia
: 双前歯目 Diprotodontia
亜目 : クスクス型亜目 Phalangeriformes
: リングテイル科 Pseudocheiridae
Winge, 1893
和名
リングテイル科[1]

リングテイル科Pseudocheiridae[2])は、樹上性有袋類の科で、17種の現生種が属す。オーストラリアニューギニアの森林・灌木地に生息する。

特徴

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外見はブーラミス科に似るがサイズがより大きい。とはいえ小型哺乳類の部類に入り、最大種でもネコ大である。体重は200g~2kg。前足、後足ともに、後ろ向きに付いている第1指によって、ものをつかむことができる。フクロムササビを除き、尾で木の枝などを掴むことができる。夜行性で、大きな目を持つ[3]

すべての種がほぼ完全な葉食性である。硬く繊維質の葉を消化するため、長い盲腸を持ち、中には葉を発酵させるバクテリアが住む。ウサギのように糞食を行い、2度消化することで多くの栄養分を得る。歯はすりつぶし型臼歯を持ち、下顎犬歯がない。歯式は

ほとんどの種が単独性だが、小さな群れを作る種もいる。警戒心が強いため、研究が難しい。縄張りは3ヘクタールにも及ぶ[3]壊胎は50日以上続くが、種によって多少異なる。

分類

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ハイイロリングテイル

以下のリストは現生種はWilson & Reeder's Mammal Species of the World 第3版 (2005)による。(Mammal Diversity DatabaseIUCN による変更部分を除く。)和名は川田ほか (2018)[1]による。

脚注

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  1. ^ a b 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・横畑泰志ほか 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
  2. ^ Groves, C. P. (2005). Wilson, D. E.; Reeder, D. M.. eds. Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed.). ボルチモア: ジョンズ・ホプキンズ大学出版局. ISBN 0-801-88221-4. OCLC 62265494 
  3. ^ a b Smith, Andrew (1984). Macdonald, D.. ed. The Encyclopedia of Mammals. New York: Facts on File. pp. 856–861. ISBN 0-87196-871-1. https://archive.org/details/encyclopediaofma00mals_0/page/856