リュウキュウトロロアオイ

リュウキュウトロロアオイ
	Abelmoschus moschatus
分類（APG IV）
学名
	Abelmoschus moschatus; Medik.
シノニム
	Hibiscus abelmoschus L.
和名
	リュウキュウトロロアオイ，ジャコウアオイ，トロロアオイモドキ，ニオイトロロアオイ

リュウキュウトロロアオイ（学名：Abelmoschus moschatus^[1]）はアオイ科トロロアオイ属の一年生草本^[2]^[3]^[4]。Hibiscus abelmoschusはシノニム。

特徴[編集]

茎は直立して1–1.5 mに達し、全体に粗毛がある。葉は互生し、長い葉柄を持つ。葉は長さ6–15 cmほどで様々な形状に分裂し、裂片は3–5裂で幅広く、先は鋭頭、縁は鋸歯がある。花は鮮やかな黄色で径10 cmほど、内部の基部付近は紫色を帯びる。果実は長さ8 cm未満^[5]の長楕円状卵円形で、表面に粗毛がある^[3]^[4]。柄は長さ1.5 cm以上^[5]。種子は黒褐色でムスクに似た独特の香り^[2]^[6]があるとされる。

分布と生育環境[編集]

トカラ列島以南の南西諸島、熱帯アジア。低地の道路脇や藪に生育する^[2]^[3]^[4]。

利用[編集]

東南アジアでは食用、薬用、香料や繊維採取などに利用されている^[2]^[要出典]。

脚注[編集]

^ (米倉 & 梶田 2003)
^ ^a ^b ^c ^d (大場 1997, p. 77)
^ ^a ^b ^c (新里 & 嵩原 2002, p. 129)
^ ^a ^b ^c (片野田 2019, p. 156)
^ ^a ^b (米倉 2021, p. 122–123)
^ (メナード化粧品 2004)

参考文献[編集]

米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “リュウキュウトロロアオイ”. BG Plants 和名－学名インデックス (YList). 2024年2月18日閲覧。
片野田, 逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。ISBN 9784861244056。　※シノニムHibiscus abelmoschusで記されている
新里, 孝和、嵩原, 建二『伊江島の植物図鑑』伊江村教育委員会、2002年。
大場, 秀章「トロロアオイモドキ」『植物の世界』 7巻、朝日新聞社、東京〈朝日百科〉、1997年、77頁。ISBN 9784023800106。
日本メナード化粧品(株). “女性ホルモンの分泌を促進する「アンブレットシード」の香り”. 2024年2月18日閲覧。
米倉浩司著「フヨウ属」、大橋広好, 門田裕一, 木原浩, 邑田仁, 米倉浩司編『フィールド版改訂新版日本の野生植物』 2巻、平凡社、2021年。ISBN 9784582535396。

外部リンク[編集]

Abelmoschus moschatus　Useful Tropical Plants Database
リュウキュウトロロアオイ（琉球黄蜀葵）　野の花賛花
リュウキュウトロロアオイ　林野庁　西表森林生態系保全センター
リュウキュウトロロアオイ　琉球大学　亜熱帯生物資源データベース

[1] (米倉 & 梶田 2003)

[:0-2] (大場 1997, p. 77)

[:1-3] (新里 & 嵩原 2002, p. 129)

[:2-4] (片野田 2019, p. 156)

[:3-5] (米倉 2021, p. 122–123)

[6] (メナード化粧品 2004)

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