リコスクス

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リコスクス
リコスクスの頭部復元図
リコスクスの頭部復元想像図
地質時代
ペルム紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
: 単弓綱 Synapsida
: 獣弓目 Therapsida
階級なし 獣歯類 Theriodontia
亜目 : テロケファルス亜目 Therocephalia
: リコスクス科 Lycosuchidae
: リコスクス属 Lycosuchus
学名
Lycosuchus

リコスクス (Lycosuchus) は、古生代ペルム紀後期に生息した単弓類の絶滅した。単弓綱・獣弓目 - 獣歯類 - テロケファルス亜目に属する。

概要[編集]

ペルム紀後期に台頭した大型テロケファルス類の捕食者。推定体長1.2メートル以上と大型ゴルゴノプス類に対抗しうる体躯を持つ。外観上目立つ特徴としては、上顎犬歯が片側2本、両側で計4本持っていた事があげられる。これは生え変わる途上であるともいわれるが、同様の特徴を持つ近縁種も多数発見されている事から、かれらは生涯で比較的長い期間、片側2本の犬歯を保持していたと思われる。

古生物学[編集]

頭部[編集]

四脚[編集]

胴体および生理学[編集]

古生態学[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 金子隆一 『哺乳類型爬虫類 : ヒトの知られざる祖先』 朝日新聞社〈朝日選書〉、1998年、ISBN 4-02-259709-7
  • J・C・マクローリン作・画 『消えた竜 : 哺乳類の先祖についての新しい考え』 小畠郁生・平野弘道訳 岩波書店、1982年。