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ランドスタット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランドスタットの位置

ランドスタットオランダ語: Randstad オランダ語発音: [ˈrɑntstɑt]、「縁の都市」の意)は、オランダ西部に位置するコナベーション(連接都市圏)であり、同国の面積の約1/5を占める帯状の地域である。ヨーロッパで最大規模の都市集積のひとつであり、4州合計で約840万人の人口を擁する[1]。オランダの政治経済の中心ともなっており、域内総生産は約6,027億ユーロ(2024年)で、欧州連合内ではパリ都市圏に次ぐ第2位の経済規模を持つ[2]

名称は1938年にKLM創業者のアルベルト・プレスマンが上空から地域を眺めた際、大きな緑地(グリーンハート)の縁(rand)に都市が環状に並ぶ様子から名付けたものである[3]

地域

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ランドスタットは北ホラント州南ホラント州フレヴォラント州ユトレヒト州の4つの州にまたがっており、以下の主要都市を含む。

経済

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ランドスタットはオランダのGDPの約半分を生み出しており[2]、欧州有数の経済地域である。主要産業は都市ごとに特色がある。アムステルダムは金融クリエイティブ産業観光、ロッテルダムは物流海運、デン・ハーグは政治国際法外交、ユトレヒトは教育情報技術の拠点となっている[4]

人口動態

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2016年から2024年にかけてオランダの人口は100万人増加したが、その増加分の大部分はランドスタットに集中した。特にアムステルダム(+79,100人)、デン・ハーグ(+46,200人)、ロッテルダム(+41,000人)、ユトレヒト(+35,300人)の増加が大きかった[5]

交通

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ランドスタットはオランダ及びヨーロッパの交通網において重要な位置を占める。世界でも最も機能的な空港として知られヨーロッパにおいて重要なハブ空港となっているアムステルダム・スキポール空港と、欧州最大の貿易港であるユーロポートを核として、高速道路網や鉄道網が整備されており、さらにはライン河の河川交通網の基点ともなっている。特にルール地方を始めとするドイツとの結びつきは強く、ドイツからヨーロッパ外への輸出額のうち8割はスキポールないしユーロポートを経由している。スキポール空港は至便な空港連絡鉄道でも知られ、ランドスタットの都市を始めとするオランダ国内の主要都市のみならずベルギーアントウェルペンブリュッセルからも乗り換えなしで到達可能である。高速列車としてはタリスICEが乗り入れるほか、スキポールからロッテルダムを経てアントウェルペンまでの高速新線 (HSL-Zuid) が2007年の完成を目指して建設中である。

脚注

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  1. CBS Statline”. opendata.cbs.nl. 2026年5月20日閲覧。
  2. 1 2 EU regions by GDP”. Eurostat. 2026年5月20日閲覧。
  3. The Randstad conurbation: a floating metropolis in the Dutch Delta”. フローニンゲン大学. 2026年5月20日閲覧。
  4. Randstad: The beating heart of the Netherlands”. Exploring Holland. 2026年5月20日閲覧。
  5. “Randstad accounted for most of Dutch population growth since 2016”. NL Times. 2024年8月15日. 2026年5月20日閲覧.