ラペラ
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(ラペラチョークから転送)
ラペラとは、上衣の裾を中心に使用した着衣格闘技の技。ブラジリアン柔術で多用される技だが、歴史は古く、木村政彦はラペラを使用しての固め技を開発していた[要出典]。ブラジリアン柔術では制限が少ないが、柔道ではラペラは制限がある。「ラペラ」はブラジルの公用語ポルトガル語で襟という意味である。
ラペラを一周以上巻きつけてさらに相手をきつく固定する技を「ワーム(英語でミミズの意味)ガード」と表記する。
概要
[編集]自分の上衣の裾を相手の首に当てて絞める。ラペラチョークと呼ばれる。例としてジェルビ・チョークがある。日本の柔道界では上衣の裾を相手の首に当てて絞めるのはIJF試合審判規定において指導の対象となる「柔道衣の上衣の裾または帯を使って、(略)絞技を施すこと」に該当する禁止技ととらえられていたが、2013年世界柔道選手権大会においては反則とされず、ヤーデン・ジェルビが決勝戦などでこの技で勝利し優勝した。『国際柔道連盟試合審判規定(2014-2016)』で「自分や相手の」(either your own or your opponents)の文言がつけたされた。国際柔道連盟の見解としても反則となった[1][2]。
柔道では上衣の裾を巻いて相手の腕などを固定することは半巻まで許されている[3]。
出典
[編集]- ^ “国際柔道連盟試合審判規定(2014-2016)” (pdf). p. 3. 2019年12月25日閲覧。 “2013年11月22日全日本柔道連盟着”[リンク切れ]
- ^ (pdf) 2014-2016 IJF REFEREEING RULES. IJF. (28 March 2015) [2014]. p. 39
- ^ 全日本柔道連盟. “2018年〜2020年国際柔道連盟試合審判規定” (PDF). 全日本柔道連盟. p. 36. 2020年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月9日閲覧。